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2017/11/18

◆お知らせ◆

12月16日(土)より毎月第3土曜日は16時までの
診療となります。
14時からは特に初めての方を中心に診療を行いますので
ご利用ください。

2017/07/13
2017/03/25

◆お知らせ◆
平成29年5月第2週より

毎週 木曜日午前(10時~13時)
児童専門外来を開設いたします。
不登校、発達関連、引きこもり、不安障害、チック等の相談に応じます。

同日 午後14時半~18時
新患および再来(児童から大人)の診察、精神衛生相談(本人以外のご家族からのご相談)を行います。

当院は予約制ですので電話で予約してご来院ください。
☏092-751-0010

院長ブログ

2017年7月13日 木曜日

疲労について

疲労について(梶本説)
 参考図書 梶本修身 すべての疲労は脳が原因1 集英社新書
        梶本修身 すべての疲労は脳が原因2(超実技編) 集英社新書
 
1)梶本修身 [すべての疲労は脳が原因1」 集英社新書より 
 疲労を科学する。 疲労を正しく知ろう。
疲労はエネルギーが不足した状態??
違います。日本は疲労大国。40%が悩んでいる?
KAROUSHI はついに英語になった!
疲労の原因の多くは細胞のさび!?
酸化ストレスとは、体内で活性酸素が過剰に発生することで引き起こされる有害な作用を言うが、活性酸素はあちこちで出てきます。覚えておきましょう。いい物ではありません。
疲労は、細胞がこの酸化ストレスにさらされることでさびてしまい、細胞本来の機能を維持できなくなることでおこる。勿論、疲労の原因は他にもある。
疲労は症候群である。体のどこがもっとも疲れやすい?
どこが疲労をかんじるの?
答えは「脳の自律神経の中枢」にある。すなわち視床下部、前帯状回。
運動その他で「脳の自律神経の中枢」での処理が増加し、結果、活性酸素が発生し、酸素ストレスの状態のさらされると、脳細胞がさび、本来の自律神経の働きができなくなると、脳は疲労を感じることになる。脳疲労である。疲れをシグナルとして眼か前頭野におくり、疲労感を初めて感じる。

第一章 疲労の原因は脳にある。(脳説が果たして正しいのかという反論はある。脳は末梢の疲労を痛みと同様、感じてくれているだけという説もある。脳が原因ではないということ。筆者は両方とも意味があると言う説だ)
疲労は生体アラームの一つ
 あながち、疲労は悪いものではない。休め、というアラーム。それをキャッチして休むことが大切、ところが、日本人は休むのが世界一下手な民族。
疲労すると
体の疲労とともに精神的パフォーマンスの低下現象がおこる。これは、本当の能力を発揮できない状態をいう。

疲労の定量化可能となっている。省略 
疲労のメカニズム 34-44p
疲労の引き金は活性酸素(以下、活と略す)。これは、老化や病気の引き金になる。これは、強力な酸化作用をもっている。酸化を受けた方はほかの物質から電子を奪おうとするため、周りの細胞や組織にダメージが広がる。結果、老化、しみ、しわ、白内障などの症状が現れる。
ミトコンドリア:活の攻撃を受けやすい。酸化ストレスの結果、エネルギーが効率的に生み出せなくなり、細胞の機能が低下する。その結果、自律神経の細胞が本来の働きができなくなる。これを「疲労」という。
少し難しかったかな。
 疲労のメカニズム
①自律神経の中枢(視床下部と前帯状回)を酷使すること  で、自律神経の細胞内のミトコンドリアで活性酸素が大 量に発生する。
②自律神経の細胞(特にミトコンドリア)が酸化して、さび る。
③自律神経の細胞が本来の働きができなくなり、組織全体のパフォーマンスが低下する。
④疲労が起こる
 抗酸化酵素 
過剰な活性酸素をブロックしてくれるが、年齢とともに低下していくのが難点。
疲労因子FFと疲労回復因子FR
疲労感をもたらすのは疲労因子。これはタンパク質である。日本人、近藤一博教授である。
疲労がどんどん蓄積していくと、脳に「細胞が酸化ストレスを受けて疲労しているよ」と言う情報を伝える。
このアラームが疲労感である。これを大切にしよう。
一方、自律神経や筋肉などの細胞が活性酸素で酸化されると、細胞内から老廃物が排泄され、この増加がシグナとなり、疲労因子(FF)がはっせいする。
疲労とはFF(疲労因子)が体内に多く溜まっている状態とも言える。
FFがたまってきた情報はサイトカインと呼ばれる物質を通じて脳の前頭葉の眼か前頭野へ伝わり、疲労感をもたらす。
この結果、休もうとする。
休まないと???過労死???
一方、体内でFR:疲労回復物質が増加する。これも近藤教授が発見。
FRはFFを中和して細胞の修復を促す。
FRは一種の錆取り剤。結果、FFが減り、疲労が回復し疲労感もなくなる。
FRのパワーには個人差がある。
一晩寝れば疲労が回復するひともいればなかなか疲労が取れない人もいる。

疲労の回復には何がいい??
いびきは疲労の大きな因子
睡眠時無呼吸も疲労の大きな因子
睡眠は疲労の回復には最大の因子
いい睡眠には生活リズムを整えることが大切。
睡眠については別記している。省略
酒、栄養ドリンクはよくない。
イミダペプチドはいい。鳥の胸肉が最高。これの
抗酸化作用が抗疲労効果をもたらす。
クエン酸もいい。
酸っぱいものに含まれる。
揺らぎのある生活が脳疲労を軽減する。
自然環境がいい。サーカヂアンリズムを整えることがよい。
                                                   
                                      平成29年7月18日
                 文責 脇元 安

    
梶本修身 すべての疲労は脳が原因2(超実技編)  集英社新書 より
 最近 疲労医学の研究により、疲労の原因が明らかとなり、疲労度が客観的に計測可能となり、
治療も進歩しました。
すべての疲労は脳が原因と彼は言う。
どういうこと??
これは慢性疲労症候群の共同研究の結果より彼が提唱している意見
これって正しいの?? どういうこと??
疲労しているのは体よりも、脳というのが彼の説。
そもそも 疲労て何?  
疲労学会の定義
 「一般に運動や労力などの身体作業(運動)負荷あるいはデスクワークなどの精神作業負荷を
連続して与えられた時にみられる、身体的あるいは精神的パフォーマンス(作業効率)の低下現象」
具体的には 行動量や思考力、刺激に対する反応が低下する、注意力が衰えて散漫になる、
動作が緩慢になる、気分がめいる、視野が狭くなる、体のどこかが痛くなるといった変化をいう。
疲れるのは「自律神経を酷使しているから疲れる」 と彼は言う。
疲労は、自律神経の消耗と疲弊によって生じる。最も疲れているのは自律神経の中枢がある脳!
その中枢とは  視床下部と前帯状回  まさにここが疲れているのが、我々が疲労を感じているとき。
自律神経の失調の症状こそ  自律神経とそのコントロールセンター(前述)が疲労でシステムダウンの寸前まで追い込まれているサインである!?
疲れたらどうする??
すぐに活動を停止して、休息をとるべきである。    続く
                        平成29年7月8日
                            文責 脇元 安

ここまで書いてきて、いささか疑問が・・・・・
すべての疲労は脳が原因と梶本先生は喝破しておられます。この説に違和感はありまんか? 私は、東大グループの茂木健一郎、養老孟司を思い出す。すべては脳! というのは、すべては神 というのとちと似ていません?
私は懐疑主義者ですので、むずかしいことを一刀両断で言い切る人を疑う悪い癖があります。
疲労説はいろいろあります。
今回は、梶本先生の説の紹介です。もう少し、彼の説を紹介していきましょう。茂木、養老先生ほど彼はパラノイックではないでしょうから。    
 まとめ:
疲れの直接の原因は活性酸素です。
疲れないようにするには?
FF 疲労因子の発生を抑えればよい。活性酸素の増加を抑えればいい。
他には、FR疲労回復物質を増やせばいい。
FRはFFを抑制します。
疲労の原因(続き)
①過労②いびき③睡眠障害④紫外線⑤心理的ストレス⑥こころの病気 ⑦体の病気 ⑧借金 
疲労対策 
要は自律神経の回復です。
睡眠、食品、居住空間に工夫していきましょう。
① 睡眠:いびき対策・・CPAP  省略
睡眠時無呼吸対策
とにかく、睡眠は疲労回復には最高。
睡眠については今までいろいろ紹介してきました。
睡眠中はFRの働きがFFを上回るため、いいのです。睡眠を削らないことです。過労はいけません。過労は活性酸素を増やします。
近々、新しい睡眠説を紹介する予定です。三島説他
 ②食品
食品についても結構述べています。
白いもの禁止、胚芽米の勧め、白砂糖・白い塩禁止、白い牛乳・白いパン禁止など
最近の説は、糖分を控え、タンパク質をとリポビタンは??当然駄目です。カフェイン、ビタミンぐらいしか入っていません。
栄養ドリンクはかえって活性酸素を増やすから疲れは溜まります。イミダペプチド最近話題の疲労回復成分です。鶏の胸肉他にはマグロ、かつお、
なぜいいの?これの抗疲労効果がいい?結局、抗酸化作用か。
クエン酸  疲労回復効果がある!!レモン、グレープフルーツ、梅干し、酢
これとイミダペプチドと組み合わせて取るの がいい。
ビタミンとBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)はよくない。
酒 駄目です!  活性酸素増えます
③居住空間
揺らぎがいい!?森がいい?森に行きましょう!?
これは筆者は正しいと思います。
若いとき、よく森に行き、結果、元気になりまし
私はオゾン効果かなと思っていましたが、梶本先生は揺らぎ効果と言っておられます。その本体は??
                                   
                                           平成29年7月26日
                                          文責 脇元 安
パート2::
梶本修身 すべての疲労は脳が原因2(超実技編) 集英社新書より
 最近 疲労医学の研究により、疲労の原因が明らかとなり、疲労度が客観的に計測可能となり、
治療も進歩しました。
すべての疲労は脳が原因と彼は言う。
どういうこと??
これは慢性疲労症候群の共同研究の結果より彼が提唱している意見
これって正しいの?? どういうこと??
疲労しているのは体よりも、脳というのが彼の説。
そもそも 疲労て何?  
疲労学会の定義
「一般に運動や労力などの身体作業(運動)負荷あるいはデスクワークなどの精神作業負荷を
連続して与えられた時にみられる、身体的あるいは精神的パフォーマンス(作業効率)の低下現象」
具体的には 行動量や思考力、刺激に対する反応が低下する、注意力が衰えて散漫になる、
動作が緩慢になる、気分がめいる、視野が狭くなる、体のどこかが痛くなるといった変化をいう。
疲れるのは「自律神経を酷使しているから疲れる」 と彼は言う。
疲労は、自律神経の消耗と疲弊によって生じる。最も疲れているのは自律神経の中枢がある脳!
その中枢とは視床下部と前帯状回まさにここが疲れているのが、我々が疲労を感じているとき。
自律神経の失調の症状こそ  自律神経とそのコントロールセンター(前述)が疲労でシステムダウンの寸前まで追い込まれているサインである!?
 疲れたらどうする??
すぐに活動を停止して、休息をとるべきである。       
運動は?仕事の疲れはこれでは取れません。仕事帰りのジムはだめですぞ。
疲れの引き金は「活性酸素」
脳疲労の三大サイン
 1飽きる 2疲れる 3眠くなる
疲労の本質はパフォーマンスの低下視野の狭窄も起こる。
三大サインを覚えたら、休息を取る、、別の作業をする。

疲労感をもたらすのは疲労因子 FF
疲労を回復させるのは疲労回復因子 FRはFFを中和して、酸化ストレスでダメージを受けた細胞の修復を促す。FRは錆取り剤?
FRの働きには個人差がある。一晩寝るとすぐ回復するタイプ、疲れが翌日まで残るタイプとさまざま。
年齢でも疲労の回復には差がある。勿論、体力、筋力も関係ある。
とにかく、睡眠がもっともたいせつ!!
 疲労を測定する方法
1 HHV: ヒトヘルペスウィルスの量を量る
2 自律神経疲労度センサーを用いる。
第二章 疲労を予防するコツ::::食事編    43P~
                        平成29年8月16日
                        文責 脇元 安






                         

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2017年6月12日 月曜日

心の病気と食事療法

心の病気と食事療法(栄養療法)

総論)  心の病気と食事療法が最近よく言われる。これは、アメリカでオーソモレキュラー療法(栄養療法)が最近盛んで、その影響が日本に来ているとも言える。また、最近、中枢薬の副作用が漸く世間に知られ、国民が薬以外の治療を求めていることも関係がありそう。また、うつ病は心の病、抗うつ薬がよく効くと言われていたが、最近、SSRIやSNRIが以前ほど効かなくなった現状も関係しているとも思われる。私は SSRIやSNRIが以前ほど効かなくなった現状は当然知っていて、15年前から漢方を勉強し、臨床に用い、一定の効果をみた。ただし、漢方も万能ではないと思っていた。とにかく、心の病気の原因はまだよくわかっていないのだ。そういう現状で薬だけで治そうという姿勢が問題だろうとはずっと思ってはいた。
 医者同士の会話では薬しか話題にならないので、最近はあまり医者とは話さなくなった。食事療法(栄養療法)に関心を強く持ったのは、副腎疲労の勉強会に出席してからだ。これについては以前紹介しているはず。それと、溝口先生が最近「脳から「うつ」が消える食事」という本を出され、それに強い関心を持ったこともある。
他には自閉症を食事療法(栄養療法)で治すという本を読んだこともある。とにかく、最近、食事療法(栄養療法)はトレンドである。
今後、それについていろいろ紹介していきます。ご期待ください。
一部はすでに述べてはいます。未だにマグロ、欧州サーモン、チョコ、お菓子をぱくぱく食べていませんね?
                                 平成29年6月10日 文責 脇元 安
総論(2)
 心の病気と食事療法:
先に述べたように、最近このテーマはぼちぼちいわれるようになった。心の病気であるが、一番言われているのはうつ病である。次に、自閉症圏内、稀に統合失調症、それとまだ日本ではほとんど話題となっていないが、副腎疲労である。食事療法の源はやはりアメリカである。ノーベル賞の栄誉にかがやいたポーリング博士が有名である。彼は、ビタミン大量療法で有名である。これを統合失調症に応用してかなりの成果を挙げたという報告がある。うつ病では溝口先生が最近「うつは食べ物が原因だった!」「脳からうつが消える食事」の二冊の本でうつ病への食事療法を紹介し、彼の報告が正しいとすればかなりの成果があるようだ。私はまだ充分に試していない。自閉症への食事療法は20年前から報告があるが、私は試していない。統合失調症への食事療法は最近「統合失調症への食事療法」を買い、今研究中である。副腎疲労、これに関しては以前院長ブログでかなり紹介している。かなり成果を期待できるという。
いずれにしろ、中枢薬(抗うつ薬、抗精神病薬、感情調整薬、ストラテラ、コンサータなど)が残念ながら期待できない方は食事療法にもっと関心を持って頂きたい。私ももっと勉強していきます。次回から各論に移ります。ご期待ください。
                                       平成29年6月14日 文責 脇元 安

心の病気と食事療法(栄養療法)
各論)
 いよいよオーソモレキュラー療法(栄養療法)の各論に入る。
参考図書
 溝口先生:「脳から「うつ」が消える食事」
 自閉症への食事療法(栄養療法)
 統合失調症への食事療法(栄養療法)
 副腎疲労への食事療法(栄養療法)
 参考:ポーリング博士こそオーソモレキュラー療法の創始者  
 
溝口先生:「脳から「うつ」が消える食事」
これについては以前にかなり詳しく紹介している。そこを再読してください。再度述べる。
彼は糖分の取り過ぎを戒めている。糖分は確かに疲れたときに疲労感が一時減るし、大体脳に糖分はいいはずだからと多くの人は糖分を取ることは体に悪いなんて思わない。
どうしてよくないの??
それは糖分(甘いもの、コーラ、清涼飲料水、チョコ、ケーキ、お菓子、えびせんなど)を取り過ぎるとインシュリンが大量に分泌され、急激に血糖を下げるから。血糖が下がるのは人は動物の一種ですから耐えられない。血糖が下がると不足した糖分を補おうとします。いらいらします。最近、切れる若者(時には中年、老人も)が多いですが、一部には急激に低下した血糖が原因と言われています。
彼は、糖分の取り過ぎ以外に、もっと野菜、タンパク質を取ろうと提案しています。この説は従来、和食がいい、肉はよくないと大方の日本人を惑わせた説と真っ向勝負です。ですが、世界の大勢はタンパク質はわるくないという風に変わりつつあります。もっと、タンパク質を取りましょう。魚、動物性タンパク質、大いに結構です。卵も一日一個ぐらいは結構  。そういえば、マリリン・モンローはお肉大好きだったとか。                                  続く
                                       平成29年6月25日 文責 脇元 安

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2017年5月25日 木曜日

ふくろう型体質

フクロウ型体質
    by 山本巌
  「フクロウ型体質」は漢方の大家であられた山本先生が言われ始めた臨床の概念で、思春期の子供がよく訴える症状です。臨床の場面では結構拝見しますが、案外医師が見落としているかもしれません。久留米大学の恵庭教授がよく話しておられます。
この体質は、いわゆる「朝寝の宵っ張り」で午前中が最も体の調子が悪い、朝は起きにくく、起きても頭がはっきりしない、体がだるい、朝は食欲がない、学校の授業も頭がぼーとしている、事務員なども午前中はよくミスをする、ところが夜が一番元気で眠れない。また、身体的に多彩な訴えがある。一年中、いろいろな身体の苦情が絶えない。体がしんどい、疲れやすい、体力がない、頭が痛む、肩が凝(こ)る、胃が痞(つか)える、胃が重苦しい、めまいがする、手足が冷える、朝は起きられない、夜は眠れないなど不定愁訴といわれるような多彩な症状を訴える。
上は自覚症状だけで、検査では問題はなく、診断は自律神経失調症、女性では血の道症とか更年期障害、うつ病といわれている。
  症状のまとめ
① 貧血の症状
       めまいが多い。同時に耳鳴り、まれに耳が聞こえにくい、などがある。悪くなると、意識をなくし失神することもある。脳貧血である。
   ②頭痛、頭重、肩こり
        これらはよく訴える。
   ③心悸昂進
   ④倦怠感、易疲労性
                                   2017.5.24
                       文責 脇元 安
       
      

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2017年3月10日 金曜日

睡眠

睡眠について
 最近、某週刊誌に睡眠特集があった。そこには世界一眠れない日本人に貴重な助言が網羅されていた。最近、不眠に関するテーマで本や週刊誌で貴重な助言が縷々(るる)述べられている。筆者はそれらに大抵目を通したが、それらの助言はだいたい似通ったものだった。
それらを改めて紹介していく。

まずは睡眠の仕組みから。
そもそも睡眠ってなに?
眠ること、すなわち、周期的に繰り返す、意識を喪失する生理的な状態。体の動きがとまり、外的刺激に対する反応が低下して意識もうしなわれているが、簡単に目覚める状態のことをいう。ひとは、多くは昼間に活動し夜間に睡眠をとる。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がある。ノンレム睡眠はステージⅠからⅣの四段階があり、レム睡眠(急速眼球運動)とあわせて周期90~110分で反復する。一晩に4~5回繰り返す。睡眠は、心身の休息、身体の細胞レベルでの修復、脳の休息、また記憶の再構成など高次脳機能にも深く関わっている。睡眠は成長ホルモンの分泌とも関係している。従って、子どもの成長や他には創傷治癒、肌の新陳代謝にも関係している。また、睡眠不足は身体にとってストレスである。人は覚醒と睡眠の周期をだいたい24時間で反復しているが、そのメカニズムは大体わかってきた。サーカデイアンリズムといわれるそのリズムは体内時計ともいわれるが、脳の視交叉上核が大いに関係しているという。

「どのようにして眠るの」
暗くなると交感神経優位から副交感優位に変わり、自然に睡眠物質(メラトニン、プロスタグランチンなど)が分泌され、自然に眠りにつくといわれる。メラソニンは松果体から分泌されるホルモンである。これは、体内時計に働きかけ、覚醒と睡眠を切り替えて自然な眠りを誘う物質である。これは光によって調節されている。朝日を浴びるとよく眠れるというのは、その結果、メラソニンがよく分泌されるからとのこと。実は、メラソニンはセロトニンから作られるとか。セロトニンは?? うつ病の原因(結果??)といわれる元気物質でしたね。
私は、この説はとんでもない偽説!!??とひそかに思っているのですが。ただし、セロトニンを上げるというSSRIはうつ病の半分は??治せ   るのですが。

それでは、不眠はどうしておこるの??
                      続く:: 
                                      平成29年3月8日
                                      文責 脇元 安

不眠のおこる理由::
 ずばり、睡眠物質の分泌不足でしょう。何故、不足が起こるの?
 
不規則な生活 
残業だらけの生活 毎日飲んでばかり 夜更かし ゲーム依存
ストレス満載の生活: 人間関係の苦労 経済苦 身体病体を動かしていない:筆者はスポーツ嫌いですが。散歩、ストレッチ程度で充分
朝日を浴びていない何らかの病気にかかったから・・・うつ病など

不眠の治療:
1まずは原因を知ること
不眠の原因は多々あります。薬だけでは治らない時もあります。
情報を集めましょう。
  
2薬 眠剤はどうでしょう。依存の心配は?
実際危険性はないのですが。マスコミは危険をあおるのが仕事。彼らは褒めることは決してしない。けなすのが仕事。信用してはいけません。依存ですが、デパス、ハルシオン以外はそう心配は要りません。
ただし、精神科以外の医師は簡単にデパスを出します。その危険性をご存じない??ハルシオンは依存性以外に意識障害を起こしがちです。記憶が飛ぶ、が起こります。飲まないことです。
最近、松果体ホルモン(レゾレム)、オメガ受容体関連の眠剤(ベルソムラ)が新薬としてでましたが、夢の眠剤とはいえないようです。人のよっては有効です。
 睡眠物質そのものはまだ眠剤には応用されていません。
      
眠剤以外の催眠剤は?
安定剤が代用となることがありますが、あまり勧められません。夜強い不安があり不眠の方には眠剤と安定剤の併用はいいでしょう。
フェノバール(フェノバルビタール)は強い眠剤ですが、依存性が超強く、今、使われません。
最近、一部の抗うつ薬(リフレックスなど)が眠剤代わりに使用されますが、これはなかなかいいようです。
なお、譫妄(せんもう)防止で、抗うつ薬が使われますが、これは意味 があります。
漢方はどうか? 酸棗仁湯は時に有効です。他の漢方も昼間と眠前服 用すると眠れることがあります。副作用はほとんどないので、試す価 値はありましょう。
     
結論)
眠剤を怖がることはない。ただし、デパス、ハルシオン、フェノバールは避けましょう。
睡眠不足の影響は??
成長ホルモン不足・・・肌、髪、疲労回復、脂肪分解、動脈硬化予防骨や筋肉を作る、免疫力のアップ、エストロゲンの生産を促すなど多方面に関わっている。成長ホルモンが不足すると??
前頭葉の血流低下・・・思考、記憶、アイデアを生み出す、感情のコントロールなど多方面に関わっている。
従って・・・・・
疲れが取れない・・などなどろくなことはありません。
3薬以外の治療は??
イ-ジーな方法はありません。地道に取り組むことです。現代人は気短です。薬、サプリメントで簡単に治そうとします。この姿勢が問題です。王道はありません。
以下、工夫を述べます。
何を??::寝具、身につけるもの、食事、運動、入浴、呼吸、アロマなど
 コツ::
①睡眠時間を短くしたら途中覚醒がなくなった??
②ストレッチ取り入れたらよく眠れた
③寝る前のたばこをやめて夜12時に寝るようにしたらよく眠れた。
④入浴できないときは足浴でよく眠れました。
⑤枕を工夫したらよく眠れました。
⑥日中は活動的に過ごす。長く昼寝など天敵。けじめのある生活がいい。
⑦疲れをためない。これって、案外むずかしい。どうしたらいいの??
カフェインじゃね。呼吸法やります??短い昼寝はいい。あと、美味しいものを(チョコ、ケーキは勧めません)を食べる。寝る前3時間前の入浴はいいという。寝る直前の入浴はいけません。温度は?ぬるい方がいいようです。 熱い風呂は勧めません。
実は、「疲れ」については院長ブログにあります。参照ください。
⑧眠る前にリラックスする。
 これって大切。理屈は、夜は交感神経から副交感神経に切り替わるので リラックス法で副交感神経優位に切り替えるのはいい。
方法は、早めのコーヒー・お茶、呼吸法、ヨガ、気功、あろまなどいいでしょう。逆に交感神経を刺激するパソコン、携帯、ゲーム、テレビなどは寝る前2時間から御法度(禁止)です。
⑨朝日をあびよう。30分程度です。ただし、早起きして(4,5時とか)朝日を浴びるのはNGです。太陽とセロトニンの関係は最近よく言われます。   この説は正しいのでしょう。
⑩寝る時間:昔は10時までには寝て、朝は6~7時起床となっていましたが、最近はとにかく6~7時間(1~7時OK?)とればいいといわれます。
ゴールデンタイムの12時~2時は絶対ねろ、と強くいわれていましたが、最近緩くなりました。12~2時には成長ホルモンが多く分泌されるから、というのがその理由でした。
⑪照明 寝る二時間前から落とす。50ルクス以下にしましょう。ホテルは暗いですよね。

他にも工夫はありますが、今日はここまで。
                                                平成29年3月9日
                                                文責 脇元 安

睡眠障害(2)
 日本人ほど睡眠障害が多い民族はいないと言われて久しい。
その理由は睡眠の専門家からいろいろ述べられている。他の国にない生活の変化が日本にはあるようだ。
1 宵っ張りの増加 生活の劇的変化
大人も子どもも宵っ張りが最近おおい。日本の街の夜は外国より賑やかだ。飲み屋がだいたい多く、女性が侍るクラブなど外国にはあまりない。家でみんながあつまってわいわい飲食するパーテイー文化は日本には少ない。24時間やっているコンビニ、レストラン、ネットカフェは日本には多い。ここ20年の現象だろう。深夜テレビは外国はやっていない。大体、親が子どもの夜更かしに干渉しない。親がこどもの躾を半ば放棄して久しい。11時過ぎても飲食店、焼き鳥などに幼児・子ども連れ親子をよくみる。外国ではほとんどみない。
         
2 学校・家での躾の変化
学校が躾を放棄して久しい。昔は学校で居眠りなど許されなかった。今は、小学校でも平気で居眠りしている。お咎めはない。学校でも家でも子どもはしつけられなくなった。子どもは家では遅くまでテレビを観、ゲーム・Uチューブで遊び、うつつを抜かしている。
電車で居眠りする民族は日本だけという話もある。
3 日本人のライフスタイルに問題あり。男は残業が多く、働き過ぎ。子どもは部活、塾
通いで帰りが遅く、結果大人も子どもの就寝時間が遅くなっている。

治療
  さて、睡眠障害の治療だが、従来医者は眠剤中心で治療してきた。しかし、いくら眠剤を投与しても全然治らない患者は多い。
最近、アメリカから眠剤に頼らない画期的な治療が日本に三島先生を初め紹介されている。
反省する時期にきているようだ。
やや煩雑ではあるが、眠剤なしで眠れるのであれば実施しない手はない。前回、三島流の不眠治療は一部だが紹介した。詳細な治療方法は後日紹介する予定である。
その前に、そもそも睡眠は複雑な現象である。以下、基本的だが、質のいい睡眠の獲得方法を述べる。
羅列しよう。
① 就寝時間は10時遅くとも11時まで
② ベッドインは眠気が来てから。ベッドインの時間を決めてはいけない。ベッドインから入眠までの時間が短いことが望ましい。理想は10分以内。
③ ベッドインまでの3時間が大切。その前までは運動してもいいが、その後は静かに過ごす。3時間前までにしていいことは運動、飲酒、テレビ、ゲーム、コーヒーなど。逆に3時間前から就寝までの時間ではそれらはやってはいけない。読書、音楽を聴くもだめ。要は、脳を刺激するものはだめということ。呼吸法など静かな動きは許される。
  では、どうして過ごせばいいの?????
④ 睡眠時間は年齢で異なる。小学生は8~9時間程度。高校生以上は7時間程度。老人は6時間程度。
しかし、今の子どもは実に少ない。5時間以下も結構ある。塾、宿題、ゲームなどすることは多く、結果、である。
⑤ 寝だめは良くない。日曜日はせいぜい2時間まで。夕方寝ることは駄目。
⑥ 昼寝は午後3時まで時間は30分以内。1時間を超えないこと。
⑦ 要は、家族全体が寝ることを中心に生活すること。全員が10時までに寝よう。
   そうはいっても、父さんは残業、つきあいで帰りは遅いし、子どもは運動クラブ、
塾などで帰りが遅い。結果、就寝が遅くなっている。
結局、日本人の生き方に問題があるようだ。個人の努力だけでは限界がありそう。
⑧ 入浴はぬるい風呂に10~15分程度。熱い風呂は良くない。脳を刺激するから。

他にもありますが、今日はここまで。
                                              平成29年12月23日 文責 脇元 安
   
        


 

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2017年3月 6日 月曜日

不登校について

不登校について(再度)

 当院の外来に最近多いのは、うつ病、不安障害(パニック障害 他) に次いで、自律神経失調症、不登校、発達関連です。
今回は不登校について、再度述べます。
不登校とは単なる現象ではありますが、生徒のそれは誠に痛ましいもので、級友が毎日登校し、学校で元気に学び・運動し、休み時間には皆で楽しく遊んでいる状況で、家でほぼ一人で過ごすその疎外感は半端ではないでしょう(母親は、最近は多く外で働いておられますので、彼らは昼は一人です。昼夜逆転傾向、あるいはゲーム依存も多いです)。また、親の心配は大変なものでしょう。時には叱り、時には突き放し、時には途方に暮れる、そういう親御さんを数限りなく拝見してきました。
 残念なことに学校の協力はほとんど期待できません。その理由は、拙著「日本の問題点(仮題)」(近々出版予定)で詳しく述べていますが、
学校の無責任体制からきています。ほとんど放置です。転校先の相談でもあまり親身にはなってくれないようです。もし、いじめが不登校に絡み、結果生徒が自死した場合、学校に責任がたとえあっても、今まで学校側が責任を取らされたことはありません。これは、戦後の無責任体制からくる嘆かわしい現象の一つです。(第一、先の太平洋戦争の大敗戦の責任をいまだに誰も責任を取っていません。戦前、戦争をあおりにあおった大新聞三者の謝罪は未だにほとんど聞いたことはありません)
 ところで、不登校は、外国ではあるいは40年以上前の日本ではほとんどなかったものです。最初の論文は鷲見先生で(約40年前)、テーマは学校恐怖だったと記憶しています。
不登校の理由はさまざまです。多くは、級友からの虐め・からかい・暴力・恐喝まがい・万引きの強要・屈辱的な行為の強要、担任からの冷たい仕打ち(暴言も含む)、次には最近の不真面目なクラスの雰囲気への反応など多々あります。学校は、そのときの社会を色濃く反映しています。社会学的見方は末尾に述べています。
 さて、不登校をどうするか?
もし、何らかの精神疾患を発症していれば、医療の問題になり、薬物、心理療法、環境療法などが期待できるでしょう。
それ以外の心理的要因であれば、それぞれに応じた対応が求められますが、どれも簡単なものではないでしょう。
精神疾患には、精神遅滞、統合失調症、思春期うつ病、うつ状態、不安神経症(今は、身体化障害に診断名が変更)、恐怖、発達関連(自閉症、高知能自閉症、アスペルガー症候群、注意欠損多動障害、学習障害)、適応障害などです。
病気以外の要因には、多くはいわゆる虐め・暴力・からかいが最多です。最近のいじめは日本特有で、集団的、執拗さ、残酷さ、特に日本語による執拗なからかい・虐待が目立ちます。これは筆者の見解ですが、言葉によるそれは、もし、外国語であれば被害者側にそんなにこたえないと思います。これが、日本語でやられますと、最後は精神が破壊されます。それほど、日本語は怖いということでしょう。
 (参考 言霊思想、井澤)
  例:ばい菌、死ね、何で学校にきとるん、おまえには席はないぞ、   おまえは生きる資格ない、よう息しとるな、などなど。
大人はこれぐらいでなんで死ぬんだとよく言いますが、それは日本の若者の心理を知らない人の表層的意見です。言われる方は毎日のように、集団でいわれ続けるわけで、たまったものではありません。
一方、虐める側からみますと、世界一の偏差値・学歴社会で鬱屈した生徒たちの鬱憤のはけ口が虐めに向かっている節がありましょう。彼らは、何か面白いことを探しており、学友を虐めるという超面白い遊びを発見したと言えましょう。
 ところで、スウェーデンでは20年以上前に二人の生徒がいじめを理由に自死したのですが、その当時の文部大臣が非常に憤り、二度とスウェーデンからこのような悲劇を生まない、その対策を早急に作れと教育界に檄を飛ばし、その見事な対策はスウェーデン方式といわれる方法に結実し、その後、見事に自死を防いでいます。これは、外国でも取り入れられ、成果を挙げていますが、日本では残念ながら取り入れは不充分で、未だに自死が続いています。痛ましいことです。
 次には担任との軋轢(あつれき)ですが、担任にもさまざまな人がおられ、決して聖人君子ばかりではありません。サデイスチックな先生にあたって、しょっちゅうどなられ、あるいは理不尽な仕打ちにあっても、まずは我慢でしょう。誰も担任の理不尽な仕打ちに対応してくれる人はいないに等しいでしょうから、はい、はいと一見素直に応じ、我慢して、次の年に掛けるぐらいしかないでしょうか。医者は簡単に代えられますが、担任はそういうわけにはいきません。
 不登校の他の理由に、昨今の学級の雰囲気に嫌気がさして、というのが最近の特徴でしょうか。不真面目が横行する学級の雰囲気に真面目な生徒はもうやってられないと思うのでしょうか。これに関連して、最近のいじめの標的の多くは、真面目な子ども、勉強ができる子どもというのがありました。
 不真面目: 私語の多さ(これは日本の小学から大学までの特徴、先  生は注意すらしない)  、飛行機飛ばし、漫画読み、携帯、早弁、  離席などなど。アノミー現象という。マスコミもその不真面目な  態度をあおっている節がある。自由にいきろ。
 ある識者は、自分がもし今の学校に通っていたら、多分不登校しているだろうと述べ、昨今の不真面目で危険が一杯の学校を憂えていました。
勿論、体調不良というのも理由にあるでしょうが、多分に心身症がらみが多いようです。これは、ストレスから来る心身症の部分症状、不安・各種不満の身体化症状です。頭痛、腹痛、朝起きられないなどの症状に対応した治療が当然求められますが、症状の奥の原因らしきもの(無意識的なもの)にカウンセリング・プレイセラピー・絵画療法などを通して目を向け、うまく対応していく必要(共感、その他)がありましょう。
理由は以上がほとんどで、他にもありましょうが、割愛します。

さて、対応は???

 これが難しい。先述のように、精神疾患であれば、
薬物を始め(漢方も有効なことが多い)、心理療法他があります。
(統合失調症、うつ病、発達障害への薬物療法、その効果については 後日述べる予定です)

心理要因の場合は??
    名案はほとんどないに等しい??
 昔は小学校までなら、少々強引に親が引っ張ってでも登校させた方がいい、でしたが、最近はむやみな登校刺激はかえってよくないとなり、強引な方法はほとんど取られなくなりました。しかし、他の方法は、といってもないに等しいのです。下手するとずるずると不登校歴が長くなり、それが1年、2年、いや数年になることさえあります。本人、親の苦渋は察するにあまりあります。頼みの学校側はほとんどヘルプしてくれません。
他のサポートシステムもないに等しい。たまに、元教師、あるいは大学生らの主催するボランテア活動があり、不登校児の集まる部屋・スペースの提供(そこでは雑談、集団ゲーム、勉強など楽しく時間を過ごせる居場所)がなされている。
そういうたまり場所を提供されない子どもたちは、昼間ほとんど一人で過ごすことになりがちで、勉強は手につかず、自然、ゲーム三昧になりがち、夜は元気で(この理由として最近コルチゾールが夕方から夜間上昇する、が挙げられる)夜更かしし、結果日中は寝ている生活(昼夜逆転)が目立ちます。
これをどうするかは喫緊の課題です。でも、学校に戻る場合、朝きちんと起きられなくてはいけません。夜はなんとか10、11時までには寝て、朝は7時には一旦起きて欲しい、が親の望みでしょう。是非、そうするべきでしょう。それには、医師の力を借りる、時にはきちんと眠れる薬の服用が大事でしょう。夜、興奮するのであれば、精神安定剤、あるいは漢方(一般に子どもはそれの服用を嫌う傾向が強いが、最近はゼリーでうまく飲む方法も模索されています。薬局が助言してくれます)も役立ちます。彼らは、一般に交感神経が緊張していますので、リラクスゼーション(呼吸法、気功、ヨガなど)も大切です。
いずれにしろ、児童専門の医師とのコラボが必要となりましょう。
 
 勉強をどうするか?
 これは大きな問題です。不登校の子どもは勉強は大抵疎かになりがちです。意欲は大抵落ちています。しかし、小学生であれば中学校は大抵公立ですから、そう問題はないと言いたいところですが、不登校の子どもは中学校でも不登校に陥る確率は結構あり、心配なところです。
中学生であれば、高校受験が本人・親双方に大きなストレスとなります。中学校でも不登校が続くようなら、受験は厳しいものとなります。
福岡市の中学校では内申点がかなり大きな比重を占めますので、出席から来る内申点を期待しにくいという困った問題になります。
しかし、高校まで結果的に悩んでも、大学に入って、初めて自由な雰囲気で大いに勉強に励み、今までの分を取り戻すぐらいの迫力で乗り切って欲しいと思います。もはや、虐めなどのストレスからは縁を切れたはずでしょうから。
もし、意欲が戻らないのであれば、漢方が期待できましょう。参耆剤といわれる漢方が効きます(半夏厚朴湯、人参湯他)。

 ところで、不登校の子どもさんを多く見ていると、ある日突然、再登校する子どもも少なからずいます。希望を捨てずに、温かく子どもを見守っていきましょう。
とにかく、一番苦しんでいるのは子どもたちです。彼らの苦しみを大人が充分理解し、単なる気まぐれで不登校しているのではない事実を知って欲しいと切に思います。
不登校の真実とは??
    むずかしいですが、ある子が言ったように
      学校は墓場だ
              戦場だ
              超競争の場だ
などの言葉を理解するようにしましょう。
日本の学校の一部は非常に殺漠としたものに現在変化したようです。
権威なき学校社会です。自分以外に自分を守るものがない、お互いの自我がむき出しになった、無法の、非常に厳しい社会です。警察は介入してくれません。でも、外国ではそうではありません。かなしいことです。
案外、不登校する子どもは全うなのかもしれません。彼らを病理性と見ないで、何らかの純な心性の立場から見てあげると、彼らも浮かぶ瀬がありましょう。いずれにしろ、不登校は現代日本社会の困った部分の一縮図です。現在、不登校約20万人以上と言われる日本の学校です(引きこもりは100万人??)。本当は政治家が取り組まなくてはいけない重大な問題でしょう。学校だけに任せておけばいい時代ではないようです。
 今後は、公立・私立のこじんまりとしたフリースクールが公立学校の代わりに作られるべきでしょう(勿論、そこを卒業すれば卒業資格を与えるべきでしょう)。彼らの戻れる安心できる公立の学校はもはやないに等しいでしょうから。
                                           平成29年3月5日
                                           文責 脇元 安    

不登校について
 (主に小中学生)
  こどもの不登校はなかなか深刻である。理由は何であれ、まだ幼い彼らが、学校に行かず、行けず、一日中主に家にいて、大抵、テレビ、ゲーム、動画三昧に、昼夜逆転してふけっているのを見るのは、親として忍びない。1ヶ月を過ぎるともういけない。不登校は固定してしまう。
外国では、不登校の彼らは昼間、結構外に出てきて、大人と一緒に遊んだりしてしているという。
学校に行けないのなら、代案を作らなくてはいけないが、有料のフリースクールはあっても、無料の、あるいは医療保険のきくフリースクールは少ない。また、子どもがそこに行くかどうかも問題である。
エジソンは2週間しか学校に行かなかった、とうそぶいても現実には厳しい。長くなると、第一、学業の遅れが大いに気になる。しかし、大抵の子は学業にはあまり関心を示さない。
多くの親は、社会性の遅れ(人付き合い)を気にされているが、なに、それは高校、大学、専門学校で取り戻します。

ところで、英進館が小中学校用の教材ビデオを作製してくれたというが(月2万円程度?)、肝腎の子どもはそれに関心を示さないという。
部分登校・・・保健室登校、あるいはクラブだけは行く、というのは全く行かないよりかはよい。しかし、多くの子どもは部分登校すらしてくれない。塾だけは行く子は案外タフなのかもしれない。
なぜ、彼らは行かないのか?なぜ、日本はここ30年で世界一の不登校(公称20万人、実際はもっと多い)の国になったのか? 理由は様々だが、多いのは虐め・・・からかい、無視、意地悪、暴力、万引き強要、現金要求などである。それも、集団で執拗にやる。外国ではほぼ見られない、いじめによる自殺すら年に何件かある。彼らのことばによる暴力はときに芸術的である。
スウェーデンでは30年前、時の文部大臣がいじめ自殺を怒り、二度と悲劇を出さないシステムを作り上げ、そのスウェーデンシステムを輸出しているが、日本は取り入れていない。この国では、子どもの自殺の責任を誰も取る必要がないから、毎年、起こっている。なぜ、悲劇はつづくのか? 最大の理由は、学校が無責任だからである。
いじめの事実を地方公務員の彼らは非常に嫌う。うすうす気づいていても、それを見なかった事にする。それに先生が一所懸命に  対応しても、一円にもならない。彼らは金にならないことはしない。新人が一所懸命にやろうとすると先輩から待った、がかかるという。公務員体質だ、(これは警察はもっとひどい。ストーカー事件をみよ)

なぜ、日本のいじめは特有なのか? これはテレビの影響であろう。ドリフ、タケシ、つまらない漫才、バラエテー等々、おふざけ番組がそれを大いに助長し、今や学校には正義はなく、弱肉強食の世界と不真面目世界しかない。ジャングルである。従って、親は争って小中高校一環学校に子どもを送ろうとするが、子どもはのんびりしており、勉強しないから、そこにはなかなか行けない。

さて、不登校に陥ったら対策は??
皆無に等しい???
そもそも、その専門家は少ない。行政も及び腰で、予算は少ない。
ただし、いじめによる不登校でなければ、その原因をただそう。
いじめなら外国と真逆の、転校もやむを得ないかも。
山村留学、島への留学も可能性としてはある。

睡眠の問題・・・多くは昼夜逆転、睡眠リズムの乱れである。
それを睡眠センターで脳波を受け、診断を受け、いい薬(ロゼレムあたり)をもらおう。
普通の睡眠薬ではなかなか治らない。リズムの乱れを徐々にただすのがよい。
うつ病、うつ状態
これらがあれば、漢方が期待出来る。食事療法も最近盛んである。
それらをやってくれる病院・医院は少ないが、探して行ってみよう。
そもそも、この国には児童青年期の専門病院・クリニック専門医師、少なすぎー。
理由は? この業界は儲かりません!!!
OD(起立調整障害)  :フクロウ症候群ともいう朝弱いのはこれが原因かも。朝、血圧が上がりきらない。
昇圧剤を 飲みましょう。漢方もあります。集団恐怖、クラス恐怖:これもあります。いい薬があります。漢方もよい。
ただし、日本の子どもは問題なことに漢方を飲もうとしません。
 医者は頭がいたいです。工夫して飲ませるしかありません。
  
以上、述べましたが、とにかく、不登校の芽を潰すことです。一旦始まると.その後紛糾します。ただし、いじめに耐えて耐えてあの世に行く子も少ないですが、あり得ます。慎重に行きましょう。その子にあった対応策で行くしかありません。学校は正直当てになりません。
経験の充分ある、児童専門家を見つけましょう。子どもを叱ってはいけません。大きくなって、リベンジされかねません。
                   平成29年7月18日(火)
                   文責 脇元 安    

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