無料相談に進む

新着情報

一覧を見る

2018/08/30

治験について

当院では児童思春期うつ病(9歳~17歳)の治験を行っております。
興味のある方は当院までご連絡ください。

うつ病セルフチエックに進む

2017/07/13
2017/03/10

発達障害

2016年11月14日 月曜日

発達障害について(再々考)

またかと言われそうですが、再度発達障害について述べます。
皆さん、医者が発達障害と言うと、何もかもわかっている病気と思われるでしょう。医者の言うことにはそれなりに重みがあります(何か、前にも同じことを述べたような)。
しかし、発達障害についてはこれが果たして正しい診断なのか、医者仲間でもいろいろな意見がいまだにあります。以前は生後の環境、たとえば親子関係に誘因があるとか言われた時期もありましたが、ここ30年以上前から脳の病気、とされています。環境はほとんど関係ないということです。脳に関する、あるいは生理学的な基礎的研究も数多くあります。脳のどこに異常があって、対人関係に問題が生じるのでしょう?基礎研究は後日述べます。これが結構大変です(しかめ面)  

発達障害とは??
 広汎性発達障害(ASD)、ADHD,LD
 (ADHD:注意欠損多動症  LD;学習障害)
の三つが言われます。これらは重なり合っています。同じ人でそれぞれを併発している人も多いです。
診断は?これは結構難しい。 診断は後日に。
詳しく症状をとらえる、生育史をきちんとたどるなどですが、脳波、MRI、採血などで診断がつくわけではありません。心理テストは多少役立ちます。

症状は?  一言で言えば、対人関係に問題がある人たちです。
 広汎性発達障害(ASD) 
基本、自閉的で自分の殻に閉じこもりがちで、対人関係は一方的です。小さいときはわがまま、衝動的とよく言われます。KY, 周りの空気を読めないともよく言われます。また、常同行為もよくみられます。いつまでも同じ行為を続けて飽きないというものです。赤ちゃんの時は母への反応が乏しく、表情がない、笑わない、抱いているとき石のようだといわれることもあります。幼稚園、小学では不適応を起こしがちです。結構、虐められます。相手の気持ちを読むことが難しく、相手の悪口を平気で言うなど自分勝手な行動が多いので、友人に嫌われがちです(「たけし」さんはどうなのでしょう)。また、音に過敏もあります。
衝動的な傾向(癇癪(かんしゃく)その他)もあります。知恵遅れは結構併発します。

 ADHD:小さいときは多動が目立ちますが、だんだん大きくなると多動はめだたなくなり、注意障害が目立つようになります。幼稚園、小学校では落ち着きがなく、クラスのまとまりを乱し、先生、友人からきつい対応を取られて、元気がなくなることも。虐めもありえます。時には、担任からも。
注意障害は、ケアレスミス、忘れ物が多い、かたづけられない、宿題をなかなかしようとしないなどの困った症状が出ます。段取りが悪くて、学校、勤務先で苦労が絶えません。  
治療・対応
薬: 薬で基本的な症状が治るわけではありません。飽くまで、対症療法です。
たとえば、衝動性が高いときは薬も役立ちます。うつ傾向があれば薬もいいでしょう(漢方を含めて)。
自閉症の治療は基本、治療教育です。行動療法的治療もいいでしょう。啓蒙書も多く出ています。
ただし、専門家は少なく、日本では治療は遅れています。
     
ADHDにはコンサータ、ストラテラなどは結構効果があります。副作用に注意して慎重に使っていく必要があります。ADHDの方は、対人関係が苦手で、学業、仕事の遂行に難点があります。癖を知って、本人、家族、治療者が結束してうまく学習していくとよいでしょう。効果は充分期待できます。今の時代、啓蒙書、漫画を含めて、ADHDに役立つ本が結構出版されています。大いに利用していきましょう。
  
LDには薬はほとんど期待できないでしょう。治療教育でやっていくのがいい。ただし、専門家は少ない。
  
参考:
アスペルガー症候群:最近この病名は使われなくなりました。
高知能型自閉症と最近はいうようです。有名な人が多いです。エジソン、アインシュタイン、多くの大学教授など。
特異な才能をしめす人がいます。将棋、囲碁棋士には多いです。

発達障害を一言で言うのは難しい。
私は、人は普通、大きくなるに従って、普通に学習して社会性を獲得していくはずが、それができにくい、というのが発達障害ではと思っています。それこそ、いちいち学習していかなければ社会性が発達していかない人たちだとひそかに思っています。そういう癖があることを周りは知って、あたたかく見守っていく必要があるでしょう。怒ってばかりではいけません。気長に育てていく必要がありましょう。本人もそのことを知って、気長に成長していく必要があります。いつかは追いつけるはずです。
                 
                    平成28年11月9日
                    文責 脇元 安

記事URL

2016年9月30日 金曜日

発達障害(再考)

発達障害って本当にあるの? それって病名? 単なるレッテル? 
 その病名ができてから、一部の子どもは差別されてない?
発達障害は最近でてきた概念で(病気? 疾患?レッテル?)、昔は微細脳症候群などとも呼ばれていました。いわゆる自閉症(広汎性発達障害)とは異なります。
発達障害とは、注意が行き渡らなくて、うっかりミスが多く、小さいときは多動があり、椅子にじっと座っておれない、わがまま、すぐいらつく(時に暴力もある)、段取りが悪く、宿題ができない、忘れ物が多い、部屋が乱雑、大きくなると、会社で仕事がさばけず、上からよく怒られて、自信が持てない、時にはうつになるなどの多彩な症状を示す状態をいいます。友人は一般に少ないです。多動は大きくなると自然になくなりますが、注意欠損(不注意から来るミス、失敗、段取りの悪さ)は残ります。
学校では、医者がまだよくわかっていない現状ですから、教師たちはわかっているとはとてもいえません。対応は不充分です。態度が一般に悪いので、教師たちは逆転移(注)を起こし、彼らを嫌い、席を一番前に置いたり、特別支援学級に送り込んで(先生はせいせいするでしょうが)差別化することもあります。親は反対するのですが。でも、たまには特別支援学級にいって、いい先生、友人に出会い、ほっとする子もたまにはいます。
注:「逆転移」
精神分析の言葉:治療者が治療中、患者があまりに攻撃的で、あるいは皮肉たっぷりで、治療者を小馬鹿にする、あるいは過度の依存を示すなどして、治療者を脱価値化、小馬鹿にしたりしてその結果、本来治療者は患者を愛さないといけないのに、つい逆の悪い感情を抱いて、患者を愛さない、攻撃的になるなどの特殊な心理状態になることをいう。転移は本来患者が治療者に向ける良性な感情を言うが、治療者が患者に逆転して向ける感情は往々にしてよくないものであり、治療者は心しておかなければいけないと警告されている。
教師にも知っておいて欲しい言葉です。
  
まあ、教師も人間ですから、気持ちはわかります。
さて、発達障害、なんともわかりにくい診断名が一人歩きしています。この本当の姿を特に親はしっかり理解していきましょう。医者でこれを本当に知って、あるいは本当に治療できる医者は何人いるでしょうか??
実際、正しく診断し、本当に治療できる医者は、あるいは心理学者は少ない。
ふつうは、診断したら、そこで興味を失い、治療なんかしらないよ、と言う自称専門家が
多いです。そういう医者に限ってよく薬を出します。それしか知らないからです。
リタリン、コンサータ、今はストラテラですか。

心が薬で治る!?!?
 本当でしょうか??
まだ、脳のことは30%もわかっていませんよ。 
製薬会社のプロパガンダに終わっている医者が多いです。人の心に寄り添う医者は本当に少ない。心の専門家には脳科学などいりません!?
むしろ、哲学、教育、心理学が必要です。参考:ヤスパース
医学はまだまだ心には太刀打ちできません。脳が心をつくる!? そう言うのは、不思議と東大出が多い。馬鹿の壁シリーズの東大解剖学者の養老教授、アハー体験を広めた、唯脳論者の脳専門家 茂木健一郎など。心は脳が作る!?、馬鹿も休み休みいいなさい。
その説は、昔宇宙はすべて神が作られたという唯神論(唯心論)の現代版逆転説に過ぎない。神の代わりに「脳」と置き換えただけ。何年かすると、また変わるだろう。第一、本来心の問題が薬で治ってその人は嬉しいだろうか?? 治療として「瞑想」のほうがよほどいいだろう。
治ったら、薬が効いたのではなく、その人が自身で治したのです。人間は自分の力で治す力があるのです。癌だって、薬使わなくても治ります。ヒポクラテスも昔同様のことを言っていたような。
さて、いささか過激なことを言いました。
 ところで、神は本当に死んだのですか??
います。神とは即宇宙なり、これほんと、by 脇元 

たとえ、発達障害とレッテルを貼られても本人、家族は負けてはいけない。
過去、歴史を作ってきたのは、今では発達障害といわれるような人たちでした。
エジソン、アインシュタイン、龍馬、イチロウなどなど。(チャーチルは??)
かくいう筆者もその一人。抜群の記憶力(実は本を脳にスキャンするだけ、試験は楽勝でした。東大の3割は発達障害といわれます。教授の分!?は発達障害という説もあります。ノーベル賞は?? 研究中)で試験はすいすいでした。友人なんかかったるい、いませんでした。部屋は? 乱雑すぎる! 物を捨てられない。蔵書は1万冊!? 語学は4か国語ぺらぺら?です。ここらについてはもっと重症の星野仁彦先生(精神科医、本あり)が赤裸々に本に述べておられます。

発達障害なんか怖くない。特別な才能が眠っているはず。親はそれを子どもと一緒に発掘していってください。絶望するなかれ、です。
治療ですが、段取りを覚えていく、リラクゼーション(呼吸法、瞑想など)以外に教育的治療がいいでしょう。漫画、本で治し方が出ています。
生活(学校、会社、家庭)で困ったら、それを治療者と一緒に考えていく、生活を工夫して乗り切っていく、それで大抵治ります。発達障害の人は、他人よりは多少苦労しますが、五体満足、悲観しないことでしょう。一度しかない人生、絶望だけはしないようお願いします。
希望こそ光!です。
  
追加) 最近ショックなことがあった。やや多動傾向のある子がどこかの心理教授のカウンセリングを受けていたが、あるとき、この子は発達障害、特別支援学級にいかせなさいと冷たく?言われ、親、子どもはショック。非常に診断の難しい病名を医者でもない人が簡単に伝えていいのでしょうか。診断はあくまで医者の領分のはずでしょうに。
医者でも簡単に伝えてはいけないでしょう。糖尿病ではないのですから。治療方法とセットで伝えるべきことです。

あきらめるな、病名、レッテルにまけるな!!!
正しい知識と理解ある治療者をみつけよう。
 追記) 最近、アメリカの一教師から発達障害に関するいい本が出ました。近々紹介します。この先生もレッテル貼りには反対のようです

                       平成28年9月29日
                        文責 脇元 安 

記事URL

2014年9月 5日 金曜日

発達障害について

 発達障害については以前述べている。
内海先生はこれについて発達障害は程度の差こそあれ、誰でもあり、ことさら病気としてみるのはいかがなものかと、今の発達障害=病気論に痛烈に批判をされている。
西洋薬を使うことにも反対されている。
確かに、発達障害は誰でもある。しかし、大きくなるにつれ、それが段々目立たなくなり、また、個々人がそれぞれ工夫して、厳しい現実社会に何とか適応しているのだ。
(実は筆者もその一人。友人なんて小学、中学いなかった)ほっとけばいい??
 しかし、一部の発達障害の子どもの中に、ステラテラ等の覚醒剤まがいの中枢薬が有効なのは事実で、筆者も数例著効例を経験している。
この薬が何故有効か実はまだよくわかっていない。発達障害の子は脳の働きが悪く、ステラテラ等できちんと働くようになり、結果、宿題もできるようになり、学校でも落ち着いてくるというものだ。
この中枢薬の効果の結果を投与前に予測できればいいのだが、今の段階ではそれは難しい。そこまで西洋医学は進んでいない。ただし、脳科学はかなり進んで来ていて、部分的に解明はされつつある。確かに、部分的に脳の働きが悪いようだ。特に対人関係に関係している部分で。詳細は別の機会に。
薬の問題は別として、親はこういう子にどう接すればいいのだろうか。
難しい問題だが、筆者は自然な発達にまかせるのではなく、親・大人からの介入、治療教育が必要と考える。粘り強い対応が必要である。
ところで、発達障害の一部には大変な才能を持っている子がいる。アインシュタイン、エジソン、いちろうなど過去にも現代もいたし、いる。
それを見いだしてあげるのが親・大人の仕事だ。ところで、発達障害が何故最近急増しているのか実はよくわかっていない。
筆者は磁気障害、食品添 加物、遺伝子改良食品、白砂糖のとりすぎ、生活習慣の劇的な変化、宵っ張り現象(不眠)などが関係しているのではと勝手に考えている。
 9.5.2014 文責 脇元 安

記事URL

2013年7月 8日 月曜日

発達障害について(6)

発達障害はなんともわかりにくい専門用語のひとつです。
それは基本自閉症(ASD、多くは知能障害伴う)でしょうが、
ADHD,AD、学習障害、アスペルガー症候群も含まれます。
多くは対人関係障害が基本症状です。これには残念ながら薬は基本ありません。
二次障害の多動、癇癪、不安いらいら、うつ状態、不眠には薬は有効なときもありましょう。
発達障害には薬はあまり期待できないとなると、後は治療教育です。
他の児童の何倍も、お互いに根気、時間がかかりますが、不可能ではない。やっていくしかありません。
しかし、日本では専門家、施設があまりに少ない。保険点数もこれにはつきません。西洋先進国との著明な差です。
この国は基本、女性と子どもには非常に厳しい国です。予算もわずかしか付きません。
治療教育、これをぼちぼちやっていきましょう。権威の杉山先生はこれを強く言われています。
 ところで、アスペルガー症候群が最新のDSM-v(アメリカの精神科診断マニュアル5版)から削除されたという
噂聞かれました?何故かはわかりません。それを使いたくないのでしょう。
もしかすると、アスペルガー症候群と犯罪との関連が最近言われるので避けた?のでしょうか。
ところで、診断がつくと、それが流行して一時期その診断が過剰に付けられるという風潮があります。
発達障害、アスペルガー症候群などはそれに該当するでしょう。しかし、相手は脳の世界です。
今の診断は近い将来必ず変わります。今の診断を金科玉条?と思わないことです。
 発達障害は超複雑?な概念です。その診断は一時的ブームです。前はMBD(微細脳症候群)でした。
診断名より、その病気の本質を知って子どもの治療教育に当たりましょう。
子どもは伸びます。段々大人になっていってくれます。あきらめからは何も生まれません。
                                        H256.30文責  脇元 安


記事URL

2013年3月 1日 金曜日

発達障害について

最近大人の方で自分は発達障害ではないかという相談が結構あります。
診察の上、診断をお伝えしていますが、典型的な方はすくなく、部分的発
達障害の方が多いです。インターネットのチェックリストで該当するから
本症ということにはなりません。医師の診察、問診、発達のチェック、心理
テストなどを総合して診断がつきます。軽々に本症とつけないようにしま
しょう。頻度はそう多くありません。
そもそも発達障害という概念があいまいです。自閉症を基本に対人関係
の生まれつきある方を言っているのでしょうが、症状、発達経過からしか
言えないので診断は難しい。専門医も少ないです。
私は自閉症圏内と他の発達障害とに分けています。
アスペルガー症候群の話は別の機会に。
                       H25.3.1
                       文責   脇 元  安

記事URL