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ドクタ-美根の過敏性腸症候群治療教室

2018年5月31日 木曜日

ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室

過敏性腸症候群はストレスと強い関係がある その2:ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室(美根和典:元九州大学大学院教授、元福岡大学教授)
2018年5月31日木曜日
第30回
【過敏性腸症候群はストレスと強い関係がある その2】
思春期という時期に生活の大半を過ごす学校の教室にいる時に腹痛に引き続いて便意におそわれた場合、気楽にトイレに行けない、教室を抜け出られないという状況があります。同級生に対して恥ずかしいいという感情が強く起こります。時に、排便をからかってはやし立てるような心ない同級生もいます。また頻回に教室を抜け出ることになると、サボっていると勘違いして「たるんでいる!」と怒り出す教師もいます。
それでやむを得ず、必死でトイレを我慢して気分が悪くなります。授業にも集中できない、試験も失敗してしまうなどということが起こります。
両親も当初は心配して病院を受診させますが、結果的にいろいろな検査を受けても異常はみつからないと言われ、「やはり本当は学校に行きたくないだけなのかもしれない」という疑念さえでてきます。
過敏性腸症候群にもとづく症状で苦しむ上に、症状にともなう恥ずかしさや周囲に理解してもらえないという辛さが加わります。
以上のような思春期に限らず、一般的に過敏性腸症候群の発症や悪化に関係するストレスとしてはどのようなものがあるのでしょうか? 
自分が抱えているストレスについてご本人が意識していることももちろんありますが、何がストレスになっているのか気づいていない場合も多いものです。
就職、転勤、転職、転居などは、対人関係や生活環境の著しい変化を伴うのでしばしば過敏性腸症候群発症の引金になります。
ご自身の離婚、両親の離婚も大きなストレッサーになりしばしば過敏性腸症候群の発症や悪化と関係します。
「症状が始まったころは強いストレスがあったが、今はそのことは解決していて、特に仕事や人間関係のストレスはない。それなのに、なぜこんなに下痢、腹痛が続くのだろうか?」と不思議がっている方がしばしばおられます。
特にこれといった生活上のストレスや悩みはないという場合でも、ほとんどの方において、過敏性腸症候群の症状そのものが何よりも強いストレスになってしまっています。外出や人と会う前に「下痢、腹痛で突然トイレに行きたくなるのではないか?」という予期不安が強く起こります。中止できない、逃れられない用事がある時は不安がより高まります。そして多くの方が一日中、このような不安と闘っている結果、学校の成績が落ちた、仕事の能率が上がらないなどと新たな支障が出てきて精神的にも疲れ果ててしまいます。
すなわち過敏性腸症候群の方においてはその強い腹部症状や便通の異常そのものが大きなストレスになっていると言えます。
(文責 美根和典)

投稿者 脇元クリニック

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