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2017/11/18

◆お知らせ◆

12月16日(土)より毎月第3土曜日は16時までの
診療となります。
14時からは特に初めての方を中心に診療を行いますので
ご利用ください。

2017/07/13
2017/03/25

◆お知らせ◆
平成29年5月第2週より

毎週 木曜日午前(10時~13時)
児童専門外来を開設いたします。
不登校、発達関連、引きこもり、不安障害、チック等の相談に応じます。

同日 午後14時半~18時
新患および再来(児童から大人)の診察、精神衛生相談(本人以外のご家族からのご相談)を行います。

当院は予約制ですので電話で予約してご来院ください。
☏092-751-0010

ドクタ-美根の過敏性腸症候群治療教室

2018年1月11日 木曜日

ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室

心因性嘔吐、神経性嘔吐:ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室(美根和典:元九州大学大学院教授、元福岡大学教授)
2018年1月11日水曜日
第27回【心因性嘔吐、神経性嘔吐】
過敏性腸症候群と同じように、消化管機能異常によって起こると考えられる心因性嘔吐(神経性嘔吐)についてお話しします。
内視鏡検査をしても食道、胃、十二指腸に特に異常はなく、また他の内臓の異常がないにもかかわらず、吐き気、嘔吐をしばしば生じて生活に支障をきたすようになっている場合、消化管機能異常の一つとして分類されている機能性嘔吐症と診断します。
機能性嘔吐のかなりの例で、不安・緊張、抑うつなどの情動やそれを引き起こすストレスがその発症に強く関与しています。それで機能性嘔吐症のことを心療内科、心身医学の分野では早くから、心因性嘔吐または神経性嘔吐と呼んで診断、治療がなされてきました。近年しばしば耳にする、いわゆる"嘔吐恐怖"といわれているものの大多数は心因性嘔吐に含めてもいいのではないかと思います。その多くの方において、「外出したら吐くのではないか?」、「乗り物に乗ったら吐くのではないか?」、「人ごみの中で吐いてしまうのではないか?」という不安がとても強くなり外出そのものも困難になっています。特に「外食をすると吐くのではないか?」という不安が強く、人と食事をする約束ができないという方が多くいます。ストレス状況、不安が強い状態、心身が疲労している状況で吐き気が続く人もいます。多くの場合は不安、緊張が関係していますが精神的な疲労状態、気分の落ち込みと関連して吐く人もかなりいます。
過敏性腸症候群ほど頻度は高くありませんが、心因性嘔吐(神経性嘔吐)で苦しんでいる方は少なからずいます。そしてそのために社会生活に大きな支障をきたしている場合がしばしばあります。吐き気、嘔吐症状を訴えて内科や消化器科を受診しますがX線検査や内視鏡検査では異常を認めず、ほとんどの場合積極的な治療には至りません。また一般的な吐き気止めや胃薬をのんでも多くの場合、著明な効果はありません。
次回は心因性嘔吐、神経性嘔吐が起こるメカニズムについてお話しします。(文責 美根 和典)

投稿者 脇元クリニック