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2017/07/13

子供関係

2017年3月 6日 月曜日

不登校について

不登校について(再度)

 当院の外来に最近多いのは、うつ病、不安障害(パニック障害 他) に次いで、自律神経失調症、不登校、発達関連です。
今回は不登校について、再度述べます。
不登校とは単なる現象ではありますが、生徒のそれは誠に痛ましいもので、級友が毎日登校し、学校で元気に学び・運動し、休み時間には皆で楽しく遊んでいる状況で、家でほぼ一人で過ごすその疎外感は半端ではないでしょう(母親は、最近は多く外で働いておられますので、彼らは昼は一人です。昼夜逆転傾向、あるいはゲーム依存も多いです)。また、親の心配は大変なものでしょう。時には叱り、時には突き放し、時には途方に暮れる、そういう親御さんを数限りなく拝見してきました。
 残念なことに学校の協力はほとんど期待できません。その理由は、拙著「日本の問題点(仮題)」(近々出版予定)で詳しく述べていますが、
学校の無責任体制からきています。ほとんど放置です。転校先の相談でもあまり親身にはなってくれないようです。もし、いじめが不登校に絡み、結果生徒が自死した場合、学校に責任がたとえあっても、今まで学校側が責任を取らされたことはありません。これは、戦後の無責任体制からくる嘆かわしい現象の一つです。(第一、先の太平洋戦争の大敗戦の責任をいまだに誰も責任を取っていません。戦前、戦争をあおりにあおった大新聞三者の謝罪は未だにほとんど聞いたことはありません)
 ところで、不登校は、外国ではあるいは40年以上前の日本ではほとんどなかったものです。最初の論文は鷲見先生で(約40年前)、テーマは学校恐怖だったと記憶しています。
不登校の理由はさまざまです。多くは、級友からの虐め・からかい・暴力・恐喝まがい・万引きの強要・屈辱的な行為の強要、担任からの冷たい仕打ち(暴言も含む)、次には最近の不真面目なクラスの雰囲気への反応など多々あります。学校は、そのときの社会を色濃く反映しています。社会学的見方は末尾に述べています。
 さて、不登校をどうするか?
もし、何らかの精神疾患を発症していれば、医療の問題になり、薬物、心理療法、環境療法などが期待できるでしょう。
それ以外の心理的要因であれば、それぞれに応じた対応が求められますが、どれも簡単なものではないでしょう。
精神疾患には、精神遅滞、統合失調症、思春期うつ病、うつ状態、不安神経症(今は、身体化障害に診断名が変更)、恐怖、発達関連(自閉症、高知能自閉症、アスペルガー症候群、注意欠損多動障害、学習障害)、適応障害などです。
病気以外の要因には、多くはいわゆる虐め・暴力・からかいが最多です。最近のいじめは日本特有で、集団的、執拗さ、残酷さ、特に日本語による執拗なからかい・虐待が目立ちます。これは筆者の見解ですが、言葉によるそれは、もし、外国語であれば被害者側にそんなにこたえないと思います。これが、日本語でやられますと、最後は精神が破壊されます。それほど、日本語は怖いということでしょう。
 (参考 言霊思想、井澤)
  例:ばい菌、死ね、何で学校にきとるん、おまえには席はないぞ、   おまえは生きる資格ない、よう息しとるな、などなど。
大人はこれぐらいでなんで死ぬんだとよく言いますが、それは日本の若者の心理を知らない人の表層的意見です。言われる方は毎日のように、集団でいわれ続けるわけで、たまったものではありません。
一方、虐める側からみますと、世界一の偏差値・学歴社会で鬱屈した生徒たちの鬱憤のはけ口が虐めに向かっている節がありましょう。彼らは、何か面白いことを探しており、学友を虐めるという超面白い遊びを発見したと言えましょう。
 ところで、スウェーデンでは20年以上前に二人の生徒がいじめを理由に自死したのですが、その当時の文部大臣が非常に憤り、二度とスウェーデンからこのような悲劇を生まない、その対策を早急に作れと教育界に檄を飛ばし、その見事な対策はスウェーデン方式といわれる方法に結実し、その後、見事に自死を防いでいます。これは、外国でも取り入れられ、成果を挙げていますが、日本では残念ながら取り入れは不充分で、未だに自死が続いています。痛ましいことです。
 次には担任との軋轢(あつれき)ですが、担任にもさまざまな人がおられ、決して聖人君子ばかりではありません。サデイスチックな先生にあたって、しょっちゅうどなられ、あるいは理不尽な仕打ちにあっても、まずは我慢でしょう。誰も担任の理不尽な仕打ちに対応してくれる人はいないに等しいでしょうから、はい、はいと一見素直に応じ、我慢して、次の年に掛けるぐらいしかないでしょうか。医者は簡単に代えられますが、担任はそういうわけにはいきません。
 不登校の他の理由に、昨今の学級の雰囲気に嫌気がさして、というのが最近の特徴でしょうか。不真面目が横行する学級の雰囲気に真面目な生徒はもうやってられないと思うのでしょうか。これに関連して、最近のいじめの標的の多くは、真面目な子ども、勉強ができる子どもというのがありました。
 不真面目: 私語の多さ(これは日本の小学から大学までの特徴、先  生は注意すらしない)  、飛行機飛ばし、漫画読み、携帯、早弁、  離席などなど。アノミー現象という。マスコミもその不真面目な  態度をあおっている節がある。自由にいきろ。
 ある識者は、自分がもし今の学校に通っていたら、多分不登校しているだろうと述べ、昨今の不真面目で危険が一杯の学校を憂えていました。
勿論、体調不良というのも理由にあるでしょうが、多分に心身症がらみが多いようです。これは、ストレスから来る心身症の部分症状、不安・各種不満の身体化症状です。頭痛、腹痛、朝起きられないなどの症状に対応した治療が当然求められますが、症状の奥の原因らしきもの(無意識的なもの)にカウンセリング・プレイセラピー・絵画療法などを通して目を向け、うまく対応していく必要(共感、その他)がありましょう。
理由は以上がほとんどで、他にもありましょうが、割愛します。

さて、対応は???

 これが難しい。先述のように、精神疾患であれば、
薬物を始め(漢方も有効なことが多い)、心理療法他があります。
(統合失調症、うつ病、発達障害への薬物療法、その効果については 後日述べる予定です)

心理要因の場合は??
    名案はほとんどないに等しい??
 昔は小学校までなら、少々強引に親が引っ張ってでも登校させた方がいい、でしたが、最近はむやみな登校刺激はかえってよくないとなり、強引な方法はほとんど取られなくなりました。しかし、他の方法は、といってもないに等しいのです。下手するとずるずると不登校歴が長くなり、それが1年、2年、いや数年になることさえあります。本人、親の苦渋は察するにあまりあります。頼みの学校側はほとんどヘルプしてくれません。
他のサポートシステムもないに等しい。たまに、元教師、あるいは大学生らの主催するボランテア活動があり、不登校児の集まる部屋・スペースの提供(そこでは雑談、集団ゲーム、勉強など楽しく時間を過ごせる居場所)がなされている。
そういうたまり場所を提供されない子どもたちは、昼間ほとんど一人で過ごすことになりがちで、勉強は手につかず、自然、ゲーム三昧になりがち、夜は元気で(この理由として最近コルチゾールが夕方から夜間上昇する、が挙げられる)夜更かしし、結果日中は寝ている生活(昼夜逆転)が目立ちます。
これをどうするかは喫緊の課題です。でも、学校に戻る場合、朝きちんと起きられなくてはいけません。夜はなんとか10、11時までには寝て、朝は7時には一旦起きて欲しい、が親の望みでしょう。是非、そうするべきでしょう。それには、医師の力を借りる、時にはきちんと眠れる薬の服用が大事でしょう。夜、興奮するのであれば、精神安定剤、あるいは漢方(一般に子どもはそれの服用を嫌う傾向が強いが、最近はゼリーでうまく飲む方法も模索されています。薬局が助言してくれます)も役立ちます。彼らは、一般に交感神経が緊張していますので、リラクスゼーション(呼吸法、気功、ヨガなど)も大切です。
いずれにしろ、児童専門の医師とのコラボが必要となりましょう。
 
 勉強をどうするか?
 これは大きな問題です。不登校の子どもは勉強は大抵疎かになりがちです。意欲は大抵落ちています。しかし、小学生であれば中学校は大抵公立ですから、そう問題はないと言いたいところですが、不登校の子どもは中学校でも不登校に陥る確率は結構あり、心配なところです。
中学生であれば、高校受験が本人・親双方に大きなストレスとなります。中学校でも不登校が続くようなら、受験は厳しいものとなります。
福岡市の中学校では内申点がかなり大きな比重を占めますので、出席から来る内申点を期待しにくいという困った問題になります。
しかし、高校まで結果的に悩んでも、大学に入って、初めて自由な雰囲気で大いに勉強に励み、今までの分を取り戻すぐらいの迫力で乗り切って欲しいと思います。もはや、虐めなどのストレスからは縁を切れたはずでしょうから。
もし、意欲が戻らないのであれば、漢方が期待できましょう。参耆剤といわれる漢方が効きます(半夏厚朴湯、人参湯他)。

 ところで、不登校の子どもさんを多く見ていると、ある日突然、再登校する子どもも少なからずいます。希望を捨てずに、温かく子どもを見守っていきましょう。
とにかく、一番苦しんでいるのは子どもたちです。彼らの苦しみを大人が充分理解し、単なる気まぐれで不登校しているのではない事実を知って欲しいと切に思います。
不登校の真実とは??
    むずかしいですが、ある子が言ったように
      学校は墓場だ
              戦場だ
              超競争の場だ
などの言葉を理解するようにしましょう。
日本の学校の一部は非常に殺漠としたものに現在変化したようです。
権威なき学校社会です。自分以外に自分を守るものがない、お互いの自我がむき出しになった、無法の、非常に厳しい社会です。警察は介入してくれません。でも、外国ではそうではありません。かなしいことです。
案外、不登校する子どもは全うなのかもしれません。彼らを病理性と見ないで、何らかの純な心性の立場から見てあげると、彼らも浮かぶ瀬がありましょう。いずれにしろ、不登校は現代日本社会の困った部分の一縮図です。現在、不登校約20万人以上と言われる日本の学校です(引きこもりは100万人??)。本当は政治家が取り組まなくてはいけない重大な問題でしょう。学校だけに任せておけばいい時代ではないようです。
 今後は、公立・私立のこじんまりとしたフリースクールが公立学校の代わりに作られるべきでしょう(勿論、そこを卒業すれば卒業資格を与えるべきでしょう)。彼らの戻れる安心できる公立の学校はもはやないに等しいでしょうから。
                                           平成29年3月5日
                                           文責 脇元 安    

不登校について
 (主に小中学生)
  こどもの不登校はなかなか深刻である。理由は何であれ、まだ幼い彼らが、学校に行かず、行けず、一日中主に家にいて、大抵、テレビ、ゲーム、動画三昧に、昼夜逆転してふけっているのを見るのは、親として忍びない。1ヶ月を過ぎるともういけない。不登校は固定してしまう。
外国では、不登校の彼らは昼間、結構外に出てきて、大人と一緒に遊んだりしてしているという。
学校に行けないのなら、代案を作らなくてはいけないが、有料のフリースクールはあっても、無料の、あるいは医療保険のきくフリースクールは少ない。また、子どもがそこに行くかどうかも問題である。
エジソンは2週間しか学校に行かなかった、とうそぶいても現実には厳しい。長くなると、第一、学業の遅れが大いに気になる。しかし、大抵の子は学業にはあまり関心を示さない。
多くの親は、社会性の遅れ(人付き合い)を気にされているが、なに、それは高校、大学、専門学校で取り戻します。

ところで、英進館が小中学校用の教材ビデオを作製してくれたというが(月2万円程度?)、肝腎の子どもはそれに関心を示さないという。
部分登校・・・保健室登校、あるいはクラブだけは行く、というのは全く行かないよりかはよい。しかし、多くの子どもは部分登校すらしてくれない。塾だけは行く子は案外タフなのかもしれない。
なぜ、彼らは行かないのか?なぜ、日本はここ30年で世界一の不登校(公称20万人、実際はもっと多い)の国になったのか? 理由は様々だが、多いのは虐め・・・からかい、無視、意地悪、暴力、万引き強要、現金要求などである。それも、集団で執拗にやる。外国ではほぼ見られない、いじめによる自殺すら年に何件かある。彼らのことばによる暴力はときに芸術的である。
スウェーデンでは30年前、時の文部大臣がいじめ自殺を怒り、二度と悲劇を出さないシステムを作り上げ、そのスウェーデンシステムを輸出しているが、日本は取り入れていない。この国では、子どもの自殺の責任を誰も取る必要がないから、毎年、起こっている。なぜ、悲劇はつづくのか? 最大の理由は、学校が無責任だからである。
いじめの事実を地方公務員の彼らは非常に嫌う。うすうす気づいていても、それを見なかった事にする。それに先生が一所懸命に  対応しても、一円にもならない。彼らは金にならないことはしない。新人が一所懸命にやろうとすると先輩から待った、がかかるという。公務員体質だ、(これは警察はもっとひどい。ストーカー事件をみよ)

なぜ、日本のいじめは特有なのか? これはテレビの影響であろう。ドリフ、タケシ、つまらない漫才、バラエテー等々、おふざけ番組がそれを大いに助長し、今や学校には正義はなく、弱肉強食の世界と不真面目世界しかない。ジャングルである。従って、親は争って小中高校一環学校に子どもを送ろうとするが、子どもはのんびりしており、勉強しないから、そこにはなかなか行けない。

さて、不登校に陥ったら対策は??
皆無に等しい???
そもそも、その専門家は少ない。行政も及び腰で、予算は少ない。
ただし、いじめによる不登校でなければ、その原因をただそう。
いじめなら外国と真逆の、転校もやむを得ないかも。
山村留学、島への留学も可能性としてはある。

睡眠の問題・・・多くは昼夜逆転、睡眠リズムの乱れである。
それを睡眠センターで脳波を受け、診断を受け、いい薬(ロゼレムあたり)をもらおう。
普通の睡眠薬ではなかなか治らない。リズムの乱れを徐々にただすのがよい。
うつ病、うつ状態
これらがあれば、漢方が期待出来る。食事療法も最近盛んである。
それらをやってくれる病院・医院は少ないが、探して行ってみよう。
そもそも、この国には児童青年期の専門病院・クリニック専門医師、少なすぎー。
理由は? この業界は儲かりません!!!
OD(起立調整障害)  :フクロウ症候群ともいう朝弱いのはこれが原因かも。朝、血圧が上がりきらない。
昇圧剤を 飲みましょう。漢方もあります。集団恐怖、クラス恐怖:これもあります。いい薬があります。漢方もよい。
ただし、日本の子どもは問題なことに漢方を飲もうとしません。
 医者は頭がいたいです。工夫して飲ませるしかありません。
  
以上、述べましたが、とにかく、不登校の芽を潰すことです。一旦始まると.その後紛糾します。ただし、いじめに耐えて耐えてあの世に行く子も少ないですが、あり得ます。慎重に行きましょう。その子にあった対応策で行くしかありません。学校は正直当てになりません。
経験の充分ある、児童専門家を見つけましょう。子どもを叱ってはいけません。大きくなって、リベンジされかねません。
                   平成29年7月18日(火)
                   文責 脇元 安