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2018/05/31

◆お知らせ◆

院長学会出張のため6月8日は休診、
6月22日、23日は代診の先生となっております。

2017/07/13
2017/03/25

◆お知らせ◆
平成29年5月第2週より

毎週 木曜日午前(10時~13時)
児童専門外来を開設いたします。
不登校、発達関連、引きこもり、不安障害、チック等の相談に応じます。

同日 午後14時半~18時
新患および再来(児童から大人)の診察、精神衛生相談(本人以外のご家族からのご相談)を行います。

当院は予約制ですので電話で予約してご来院ください。
☏092-751-0010

うつ病

2017年1月 6日 金曜日

うつ病の食事療法

うつ病は何故、最近治りにくいのか?
うつ病は食事療法で治るのか?
磁気療法は効くのか?
運動療法は?  光療法は?
他の画期的な治療はないのか?
食事療法については一部、元気がでない、で述べています。
最近、うつ病の治癒率がますます悪くなっている。
先ほど、日本のうつ病専門家の樋口先生の講義を(パソコン上で)聴いたが、依然抗うつ薬はうつ病に役立つ、の一点張りで、新鮮みはなかった。気楽なもんだと思った。うつ病を風邪感覚でとらえ、相変わらず、抗うつ薬を勧めている。まるで、製薬関係の回し者?かという感じだった。
勿論、抗うつ薬の効果は多くのうつ病の患者さんの半分には有効である。そもそも、軽症うつ病には薬なんか要らない、自然に治るという意見もある。
筆者はうつ病の臨床を40年やってきて、うつ病はなかなか手強いぞ、と言うのが正直な感想である。薬は(中枢薬)効きにくい、再発は多い、である。
一方では、うつ病がなかなか治らなかったら、それは誤診、他の病気を考えるべきという意見もある。
なんと言っても、元気がなければ何でも「うつ病」と言われる時代です。
別記しているが、元気がない、のはうつ病以外に癌、ホルモン異常、内臓疾患、糖尿病、
脳卒中、統合失調症、栄養障害、最近はコルチゾール異常(慢性疲労・・・これについては別記すみ、これを認めている医者はきわめて少ない)、
などなど多くある。それらを今一度、担当医と一緒に探していく必要がある。
最近、筆者は慢性疲労を勉強するなかで栄養障害説を猛勉中である。
近々それを述べよう。
                      平成28年12月29日
                      文責 脇元 安
栄養障害説
最近、癌の食事療法を嚆矢(始まり)として、いよいようつ病にも食事療法がいわれるようになってきた。
文献:溝口徹:脳から「うつ」が消える食事療法
同 :うつ病は食べ物が原因だった!

そもそも、筆者が食事療法に興味を持っている理由はいくつかある。
① 糖尿病  筆者は若いとき、糖尿病の治療に関わった経験がある。そのとき、糖尿病に必発の肥満の治療でいろいろ勉強したが、食事療法はその治療のひとつである。
② 肥満 糖尿病に伴う肥満の治療から食事療法を学んだ。しかし、食事療法ほど難しいものはないと言うのが筆者の正直な感想である。
肥満については別記している。参考にしてください。

③ うつ病患者は入院すると半分以上は治る!?
この事実は筆者が勤務医時代に入院治療に携わって得たデータである。
しかし、昔の時代の治療である。抗うつ薬以外に特別な治療があるわけではなかった。筆者は、上のいい結果は、入院して規則正しい生活を送る中で三度三度、食事をきちんと摂ったこと、きちんと眠れたこと、時には身体療法を受けたことなどが有効であったのではと思っている。逆に、うつ病患者さんは、規則正しい生活を送り、三度三度の食事をきちんと摂れているのか、きちんと眠れているのか、が問題である。下手すると、毎日カップラーメンということもありうる。日常生活上、悪循環になっていないかと心配している。

④ 慢性疲労
これについては別記している。この説はまだ日本ではほとんど受け入れられていない。私自身も昨年から漸く(ようやく)関心をもっている。これは、コルチゾール低値説で、コルチゾール低値が続くと、一見、うつ病を疑わせる症状が出現して、医者もうつ病と思い込み、抗うつ薬を処方するが、本物ではないので、治らず、患者さんは苦労することになるというもの。
慢性疲労の治療はコルチゾールを補うという単純なものではなく、食事療法、サプリメントなど結構面倒な治療である。それをやれる医者は日本にはまだ極めて少ないし、ほとんど私費であり、お金がかかる。
上を知って、元々関心のあった食事療法に、ますます興味を持つようになった。 
本論は後日に。 
                     平成28年12月29日
                     文責 脇元 安

食事療法(栄養療法)本論 
  いよいよ本論である。
参考文献
溝口徹:脳から「うつ」が消える食事療法 青春新書2010年
同 :うつ病は食べ物が原因だった!  青春新書
溝口他によれば、うつ病は昔からセロトニン説が言われ、抗うつ薬のほとんどはセロトニンを結果的に増やすのでうつ病が治るというもの。実際、うつ病と診断された患者さんの半分は抗うつ薬で治る。しかし、軽いうつ病は薬を使わなくても自然に治るという説もある。
うつ病の栄養療法は、単純にいえば、セロトニンの原料であるプロテイン(タンパク質)を充分摂れば、うつ病は治るというもの。
生化学を述べると、セロトニンはアミノ酸の一種L-トリプトファン、ノルアドレナリンはL-フェニルアラニンから作られるが、そのアミノ酸はタンパク質から作られる。従って、抗うつ薬にたよらなくても、充分量タンパク質を摂れば、二つとも自分の体で作れる、結果うつ病は治るという説である。
(筆者はこの説も単純すぎるのではと思っている。筆者は懐疑派なのかもしれない)
また、溝口はビタミンB3,B6も摂る必要があるという。これらはノルアドレナリンの合成に大事な役割を持っているから。
他には、低血糖症がうつ病の引き金になっているので、低血糖症を予防する必要があるという。最近、糖分を摂るなという極端な説がかまびすしいが、真逆の説である。玄米を充分量とる必要がある。この説は、副腎疲労ですでに述べているのでそこを参照してください。GI指標::口から取り入れた食料が体内でどういう曲線で糖分が上昇するかをみた指標をGI値というが、それが低い食べ物を摂ろうというものだ。これは正しいだろう。

                         平成29年1月5日
                         文責 脇元 安