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2018/06/14

◆休診のお知らせ◆
 
院長出張の為、7月26日(木)院長の診療は休診、美根先生の診療はあります。
7月27日(金)7月28日(土)は代診の先生となります。
診療時間は9:30~13:30となっております。

2017/07/13
2017/03/25

◆お知らせ◆
平成29年5月第2週より

毎週 木曜日午前(10時~13時)
児童専門外来を開設いたします。
不登校、発達関連、引きこもり、不安障害、チック等の相談に応じます。

同日 午後14時半~18時
新患および再来(児童から大人)の診察、精神衛生相談(本人以外のご家族からのご相談)を行います。

当院は予約制ですので電話で予約してご来院ください。
☏092-751-0010

ドクタ-美根の過敏性腸症候群治療教室

2016年7月 7日 木曜日

ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室

過敏性腸症候群はしばしば"機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)"を合併する。その1:ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室(美根:元九州大学大学院教授、元福岡大学教授)
2016年7月7日木曜日
第21回
【過敏性腸症候群はしばしば"機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)"を合併する。その1】
過敏性腸症候群と診断されている方の中に「最近は胃も痛くなる」、「腸の病気のはずなのに胃が重たくてムカムカする」というような強い上腹部症状を訴える 方がしばしばおられます。そして内視鏡検査などを受けても特に異常はみつからないことがほとんどです。このような場合、「機能性ディスペプシア(機能性胃 腸症)が合併している」と診断されます。
この仰々しい「機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)」とは一体何のことを言っているのでしょうか?
一般的に「胃が痛い」「胃が重たい」「胃がもたれる」など胃部の症状を強く訴えて受診される方は非常にたくさんいます。食道、胃、十二指腸という上部消化管については、潰瘍や急性の炎症などがあれば内視鏡検査でかなり正確に診断できます。しかしながら、強い胃部症状があっても内視鏡検査では、その症状を説明できるだけの異常は認めない場合が、実際はとても多いのです。このような場合、一昔前は、胃下垂、慢性胃炎、あるいは神経性胃炎、胃神経症(胃ノイローゼ)、胃アトニー、胃部不定愁訴などと、かなり大ざっぱにいろいろな診断名がつけられていました。「胃に異常は認めないので症状は気のせいです」と決めつけられて病 気とはみなされないこともしばしばありました。
それで以前、欧米で、このような場合はひとくくりにしてとりあえずNUD(non-ulcer dyspepsia)と呼ぼうという提案がなされました。"潰瘍はないのに潰瘍みたいな症状がある人たち"という意味の診断名です。このNUDを日本語に 直訳すると非潰瘍性消化不良症というわけのわからない変な日本語になってしまいます。このNUDという病名が提案されてから、このような状態はどういうメ カニズムで起こっているのか、きちんと研究しようという流れが世界中で出てきました。そしてさらに世界的に共通の病名に統一しようということになり、このような症状群を"機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)"と呼ぶことになりました。この名称には、胃や腸の働き(運動機能や内臓感覚)が何らかの異常をきたしているのだろうという意味が含まれています。
この記事でお伝えしたいのは、「過敏性腸症候群では胃の症状もしばしば起こる」というシンプルな事実です。
(文責 美根和典)


投稿者 脇元クリニック