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2018/04/12

◆お知らせ◆

ゴールデンウィークの休診日は
5月2日、3日、4日、5日、6日となっております。
5月1日及び5月7日は通常診療です。

2017/11/18

◆お知らせ◆

12月16日(土)より毎月第3土曜日は16時までの
診療となります。
14時からは特に初めての方を中心に診療を行いますので
ご利用ください。

2017/07/13

ドクタ-美根の過敏性腸症候群治療教室

2016年3月16日 水曜日

ドクター美根の過敏性腸症候群教室

過敏性腸症候群ガス型とは? その5:ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室(美根:元九州大学大学院教授、元福岡大学教授)
2016年3月16日水曜日
第20回
【過敏性腸症候群ガス型とは? その5】
過敏性腸症候群ガス型の薬物治療
・これは余談ですが「腸管に悪影響を及ぼす腸内細菌が増えている」ことが過敏性腸症候群発症や腹部ガス症状の発生に関与しているということを重視して、「 "悪い状態になっている腸内細菌叢"を、いっそのこと、いったん抗菌薬で退治してしまおう。その後には何とかいい状態になるのではないか?」という、ユニークではあるけれども、いささか乱暴な発想から考案された治療法が近年海外で試みられています。この場合、口からのんでも腸管からは吸収されずに、腸管内だけで殺菌作用を示すという性質を持つ薬物が使われるために、副作用は少ないのではないかと考えられています。なかなか興味深い治療法であり、過敏性腸症候群の有効な治療法の一つになることが期待されていますが、その効果についての結論はまだ出ていません。
・排便状態を良好にすることはガス症状の改善のために重要なことです。個々人の症状に応じて酸化マグネシウム(マグラックス、マグミット)、カルボフィルカルシウム(ポリフル、コロネル)、ロペラミド(ロペミン)を使い分けます。
この場合、便秘に対して大腸刺激性下剤といわれるセンナやセンノシドが入っている薬物(商品名 プルゼニド、アローゼン、ヨーデルS)、ラキソベロン(商品名)など腸管を刺激する下剤は可能な限り使用しないことが重要です。刺激性下剤を使うと、多くの場合、ガス症状はかえって悪化します。
・過敏性腸症候群ガス型の方の場合、消化管に作用する薬物を単独で服用しても、症状が劇的に改善することはありません。しかしながら消化管機能改善薬であるドンペリドン[商品名ナウゼリン]、トリメプチン[商品名セレキノン]は穏やかな効果を示し、腸内細菌叢の乱れを正すための活性生菌製剤(ビオフェルミン、ラックB、ビオスリー)も、ある程度の有効性を示します。それでこれらを組み合わせて服用し腹部症状が少しでも楽になるように工夫します。
・ これまで過敏性腸症候群ガス型の治療はかなり困難な場合が多かったのですが、上記の薬物に加えて抗うつ薬(アミトリプチリン、SSRI)、抗不安薬(タンドスピロン)を適切に使うことでかなり改善するようになりました。この際、服用薬の種類、服用量、服用期間はそれぞれの方で異なり、治療には多少の時間と工夫を要します。そして最近は、ガス型の方が生活に支障がなくなり、さらには通院服薬の必要がなくなるレベルまで改善することを主治医としてしばしば経験するようになりました。
(文責 美根和典)



投稿者 脇元クリニック