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ドクタ-美根の過敏性腸症候群治療教室

2014年12月25日 木曜日

ドクター美根の過敏性腸症候群教室

ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室(美根:元九州大学大学院教授、元福岡大学教授)
平成26年12月25日
第14回
過敏性腸症候群治療で抗うつ薬を使用する場合の注意点

・先に述べた過敏性腸症候群の病態を理解していただいてから初めて抗うつ薬投与を考える。
・内科的な薬物と抗不安薬による治療のみでは十分な効果を示さない場合に抗うつ薬投与を考える。
・過敏性腸症候群治療に抗うつ薬を用いる根拠を理解していただいたのちにその投与を考える。これまでの治療成績なども
 理解していただく。
・十分な説明を行っても、抗うつ薬の服用について強い不安感を持っている方に対しては、ご本人が納得すされるまで投与は
 行わない。

抗うつ薬はかなり安全性が高く、依存性がない薬です。しかし使い方を少し誤ると副作用や中断症状が出現する薬なので、投与に際しては知識、経験、細心の注意が必要です。

・理解していただきたい抗うつ薬の性質
1. 副作用は早期に出現するが、効果が出現するまでには数週間以上かかる。このために服用を開始した当初は、服薬によって病状がかえって悪くなったものと勘違いしやすい。
2. 副作用の出現を避けるために少量から服用を始める。ゆっくり増量していき十分な用量に達したら、その用量を継続する。
3. 症状が改善してもすぐには服用を中止しない。十分量を一定期間続けて服用した後に、ゆっくりと減らしていき、最少用量となった後に服用を終了する。
4. 副作用の出現には大きな個人差があり、それを服用前には予測できない(全く出現しない方から、強く出現する方までいる)。
5. SSRI(セロトニン選択的再取り込み阻害薬)の主な副作用は投与初期に吐き気、食欲不振の出現、不安感や不眠が一時的に強くなるなどがある。約30%の方に出現する。
三環系抗うつ薬の副作用は口渇、便秘、排尿困難感、立ちくらみなどで投与量に比例して強くなる。
6. SSRIも三環系抗うつ薬も投与中に、急に服薬を中止すると中断症状(めまい、吐き気など)が出現する。

次回は、抗うつ薬を使用する場合の注意点についてさらにお話しします。
(文責:美根和典)



投稿者 脇元クリニック

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