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2018/04/12

◆お知らせ◆

ゴールデンウィークの休診日は
5月2日、3日、4日、5日、6日となっております。
5月1日及び5月7日は通常診療です。

2017/11/18

◆お知らせ◆

12月16日(土)より毎月第3土曜日は16時までの
診療となります。
14時からは特に初めての方を中心に診療を行いますので
ご利用ください。

2017/07/13

ドクタ-美根の過敏性腸症候群治療教室

2014年9月10日 水曜日

ドクター美根の過敏性腸症候群教室

ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室(美根:元九州大学大学院教授、元福岡大学教授)
平成26年9月10 日
第10回
病態の理解、生活リズムの修正などができても改善しない過敏性腸症候群の方はたくさんおられます。そのような方には薬物治療を行います。
過敏性腸症候群の薬物治療はどのように行うのか?
1. 消化管機能調節薬(消化管機能改善薬)
ドンペリドン[商品名はナウゼリン、他のジェネリック薬品]
全てのタイプの過敏性腸症候群に使える消化管機能調節薬です。元来吐き気止めとして作られた薬ですが、腸管の運動を滑らかにする作用があります。消化管のドパミン受容体に作用します。軽症の方では結構、効果を示します。
トリメプチン[商品名セレキノン、他のジェネリック薬品]
過敏性腸症候群に以前からよく用いられる薬物です。最近は薬局で市
販もされています。消化管のオピオイド受容体に作用して腸管運動を
滑らかにします。作用は穏やかであり劇的な効果は期待できません。
重症の過敏性腸症候群の方ではあまり効果は示さないでしょう。

2.鎮痙薬(抗コリン薬)
腸管のけいれん様の激しい運動を抑えます。とくに腹痛を和らげる目的で使用します。腸管のけいれんによる下痢や便秘の改善も目的とします。腸管のアセチルコリン受容体に作用します。軽症の過敏性腸症候群の方には効果があります。中等症以上の方にはわずかな効果しか認めないか、ほとんど効果を示さないことが多いでしょう。
チキジウム[商品名 チアトン、他のジェネリック薬品]を処方することが私は多いのですが
メペンゾラート [商品名 トランコロン、他のジェネリック薬品]
もよく使われています。

以上述べたように消化管機能調節薬、鎮痙薬(抗コリン薬)は有用な薬物ですが、残念ながら劇的な効果を示すことはほとんどありません。
過敏性腸症候群の治療においては便通のコントロールは非常に重要になります。次回は便通異常の治療薬についてお話しします。
(文責:美根和典)


投稿者 脇元クリニック