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2017/11/18

◆お知らせ◆

12月16日(土)より毎月第3土曜日は16時までの
診療となります。
14時からは特に初めての方を中心に診療を行いますので
ご利用ください。

2017/07/13
2017/03/25

◆お知らせ◆
平成29年5月第2週より

毎週 木曜日午前(10時~13時)
児童専門外来を開設いたします。
不登校、発達関連、引きこもり、不安障害、チック等の相談に応じます。

同日 午後14時半~18時
新患および再来(児童から大人)の診察、精神衛生相談(本人以外のご家族からのご相談)を行います。

当院は予約制ですので電話で予約してご来院ください。
☏092-751-0010

その他

2014年9月 5日 金曜日

睡眠について

睡眠とは何か。
 実はこれは結構難しい話です。人は(動物も勿論。サイクルの時間は人と異なるが)24時間余りの周期で生きています。サーカデアンリズムといわれています。そのリズムの中枢は当然脳にあるといわれます。
中枢は中脳あたりです。 松果体、視交叉上核も関係しています。
これらの中枢がきちんと機能しておれば人間はよく眠れますが、いろいろな理由で乱れると不眠に陥ります。そもそも夜になると睡眠物質(多種あります)が分泌され、人は眠りに陥ります。睡眠には各種ホルモン(成長ホルモン他)が関係しているとも言われます。これらは丑三つ時(午前0-2時)に分泌されるそうで、最近の若者は午前に入眠しますから、大変です。いつも不眠に苦しむことになります。昼は頭がたいていぼっとしています。学校で居眠り続出です。
不眠は今、国民の数分の一が苦しんでいるという困ったデータもあります。
さて、不眠の治療は、今、大抵眠剤(入眠剤(就眠剤)、熟眠剤など)ですが、これらには問題が多い。
後で述べますが、西洋薬はいろいろ困った副作用があります。
できれば、西洋薬は使いたくないですが、日本の医師は西洋薬しか知りませんので、内科、精神科、心療内科を受診すると、西洋薬を処方され、大抵依存に悩むことになります。断薬症状(不眠など)もあります。依存の強い眠剤はハルシオン、デパス(ロヒプノールも?)ですが、デパスは内科では圧倒的に、精神科でも結構出されます。
ま、ほとんどの方は実際困ることはないですが。
私も、月に1,2回はお世話になっていますが、依存、断薬症状には縁がありません。
 
 副作用:
副作用にはいろいろあります。朝の持ち越し(ハングオーバー)、ふらつき、(心理的)依存、譫妄(意識障害の一種。一見精神病状態を呈することあ り。あとで、意識障害時の行動を憶えていないことがある。かなり稀。逆行 性健忘という)など。
巷でいう認知症はありません。そういう薬は国は許可しません。
眠剤を止めたい方も多いでしょう。別記していますが、重複気味ですが、
ここでも述べます。

  薬:皆さんはたいてい、眠剤として
大抵BDZ系(ベンゾデイアゼピン系)を処方されているでしょう。
本剤は、前頭葉を抑制して睡眠に持って行くといわれます。
この薬は、人が本来、夜に自然に分泌している睡眠物質ではありません。
他にはフェノバルビチュール系、抗精神病薬(セロクラール、コントミ ン、ヒルナミン、ロドピン)、 抗うつ薬、松果体ホルモン(ロゼレむ)などあります。
多剤にならないように医師と話し合ってやっていきましょう。しかし、そもそも眠剤の専門家は少ないです。
 
眠剤一覧)
超短時間型
 ハルシオン アモバン 
 BDZ以外では マイスリー ルネスタ
       
 短時間型 デパス レンドルミン エバミール 他に ブロバリン
  
 短・中間 リスミー 他に ラボナ   
       
 中間 サイレース ベンザリン エリミン ユーロジン 他にイソミタール エスクレ(抱水クロラール)
    
 長時間型 ドラール ダルメート 他にフェノバール メメリン
  
 副作用で困るのは(先述)
依存 耐性(段々効きにくくなる) 健忘 ふらつき 精神病状態 (せん妄) 意識障害など。 
とりわけ、依存でしょう。OD(過量服用)も大問題です。
大量服薬で死ぬ方は幸い少ないですが、ゼロではありません。
救急の先生からは精神科医はよく怒られています。なぜこんなに出しているのかと。
ただし、以前は怖い眠剤ですので2週間が限度でしたが、国はそんなこと知ったことではない、と1ヶ月処方を許可し、患者さんの方も月に二回受診は嫌だからそれを喜んだ。しかし、1ヶ月処方の弊害は明らかに出ていますが、元には戻らないでしょう。

 副作用がでやすい薬は
デパス、ハルシオン、ロヒプノ-ルがとりわけ強く、  
外国では原則出しません。ロヒプノールはアメリカでは医師は処方できません。
外国からの持ち込みも機制されているといいます。
  
依存が一旦起こると、眠剤なしでは眠れなくなります。なかなか抜けなくなります。
これはまだ確認していないのですが、アメリカではBDZ系は処方期間は一ヶ月のみと聞いたことがあります。

***  そもそも、眠剤に頼る前に、実はすることが結構あります。
(BDZ系ができたのは約50年前。それ以来この薬は重宝がられ、よく使われてきました。
しかし、欧米は既にこの薬の怖さをよく知り、既に厳重な制限があります。日本では、今年10月から眠剤2種まで、とようやく縛りが(制限)始まります。さらに、制限していく必要がありましょう。
そもそも夢のような眠剤・・副作用のない、依存のない薬・・がまだ販売されていません。
内臓疾患、皮膚疾患などの原疾患があり、痛み、痒みなどのために、二次的に不眠を来すことは結構あります。
そのような場合は、その治療を優先すべきでしょう。ストレスで、あるいはうつ病で不安が強く眠れない、もありましょう。
ただし、この場合、抗不安薬、抗うつ 薬を大抵出されるので、新たな依存が問題になることもあります。 
寝酒、これは日本人はよく使いますが、よくないです!!
睡眠が浅くなり、途中覚醒が多くなります。早朝覚醒がおこります。
(寝付きは少しよくなっても早く起きる、途中で起きるが増えます) トイレが近くなります。
 薬以外の入眠方法は実は色々あります。下記参照。それを実行することも必要です。薬があると、便利だからつい安易に使ってしまいますが、工夫が大切です。
 参考 内海裕子 快眠のための朝の習慣・夜の習慣 大和書房 2011年
  
 薬以外の睡眠方法として 
(以下は大事です!!安易に薬に頼らないことです。医者は直ぐ薬依存患者をつくりますよ。ご用心ご用心)
最近話題の筋弛緩法があります。西暦2000年頃からはやっています。5秒ほど両手、を緊張させ、急に力を抜きます。
その姿勢を数秒続けます。他に2タイプ、計3タイプあります。それぞれを3回おこないます。
これだけで、眠たくなります。体温が少し上がります。寝よう、寝ようという緊張を和らげる意味もあります。
そもそも、不眠の方は、寝なければ、寝なければという気持ちが強すぎます。1週間の内、毎日熟眠、という人はほとんどいません。
週に5日ほど良眠であればいいのです。完全癖がつよいと、害になりえます。ご用心、ご用心。
睡眠日誌をつけるのもいいです。客観的に日記をつけると、自分の睡眠のパターンがわかり、不眠の原因が自分でわかることもあります。
薬ばかりに頼っていると、将来、大変なことに?なるかもしれません。
眠剤は便利ですが、用心して使っていきましょう。
正直な話、副作用は出やすい方がいます。どうもない方も多い。
自分がどのタイプか予想できればいいですが、現時点では難しい?  
他に、照明、入浴の仕方、テレビ・パソコン・携帯は入眠3時間前から禁止、昼間の運動などなど多くあります。
内海先生の本を参照ください。彼女は医師でないので薬以外の入眠方法を研究され、いい方法を教えて下さいます。

漢方:これも薬ですが、一部の方には有効です。酸棗仁湯、加味逍遙散
初め色々あります。副作用はほとんどないので試す価値はありましょう。酸棗仁湯は二人ほど著効で、喜ばれたことがあります。
           
 補足 頓服で眠剤を飲んでいる方も多いのですが、これには反論もありますが、私は必ずしも悪いとは思いません。
一ヶ月にハルシオン、あるいはレンドルミンを1/2錠~1錠を2,3回服用し、いい睡眠を確保している方も多いです。               続く
 平成26年8月3日、6日 文責 脇元