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2018/04/12

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2017/11/18

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2017/07/13

その他

2014年9月30日 火曜日

不登校

不登校
 
 これについては大分前に述べているはずですが、また述べます。
 不登校、これは日本が最も多いのではないでしょうか。
 鷲尾論文が約40年前に出て以来、不登校はうなぎ登り。昔は一学年に
 数えるほどでしたが、今はクラスに2,3人ということも。
 不登校は単なる現象をいいますが、その中身は?
 きっかけは同じクラス(稀には他のクラス、上級生)、クラブの人間関係
 での種々の軋轢(あつれき)です。圧倒的に多いのはいじめです。虐めも定義 が非常に難しいのですが、当人にとって非常に不愉快な、相手(複数が多い)からの言葉でのやりとり(からかい、侮辱)、時に暴言、ゆすりまがい、させられ体験(万引き強要、他の生徒の虐め強要など)、あるいは暴力などが原因です。自殺の真似の強要から実際の強要までありました。
虐め以外では、担任からのあるいは担任以外の先生、クラブの顧問の先生からのいじめ、暴言、侮辱、時には見せしめ的行為などがあります。
いじめ以外にも当然原因はあります。
とにかく、何らかのきっかけで学校に行けなくなります。以前は、無理にでも登校させよという荒っぽい方法が取られましたが、最近は登校刺激はよくないという方法に変わりましたが、一部の熱心な?先生、特に担任は毎日でも家に押しかける、電話をかけるという先生も少なくありません。文部省は登校刺激はよくないと指導しているようですが、校長からの叱咤で、仕方なくやっている担任もおられます。
確か、二週間以上の不登校は報告する義務があったと思います。そのプレッシャーもあるのでしょうか。
 昔はほとんだありませんでした。民主化とともに教師から権威と威厳が薄れるに従い、不登校は増えてきました。昔はクラスは50人規模でしたが、教師は怖い存在で、クラスはぴりっとしていました。最も民主化した国、アメリカ、日本で不登校がいじめが多いのは奇妙な現象です。
ただし、日本のいじめは非常に独特で、多くの論文があります。
集団性、陰湿さ、言葉でのいじめの多さ、無視などが特徴といわれます。
不登校は学校(学級)恐怖からの意味ある撤退行動であるというのが識者の概ねの見解で、それは多分正しいでしょう。
しかし、不登校は実際大変な現象です。集団から外れた行動を取っているのですから、その疎外感は半端ではありません。本人も親〔特に母親〕にも大変なストレスです。朝はおきれず、昼頃起きる(大腿昼夜逆転する)、起きてもすることはなく、外出は外の目があり、出られず、結局家でごろごろ。最近は文明の利器・・・パソコンでゲーム、ツイッター、時にはエロ関係三昧?、携帯三昧になりがちです。一部にはうつ病傾向に陥る子どももいます。
ごく一部には家庭内暴力、これは親からのそれとと子からのそれの両者があります。まれには悲劇に発展することもあります。
うつ病には西洋薬は副作用から勧められませんが、筆者は漢方で一部成果を挙げています。
不登校は小学校から始まり、中学校、高校と続く傾向にあります。
中学校では内申書でバリアーにぶち当たり、公立にはなかなか進めません。
一般に勉強では遅れをとります。一人で勉強はなかなかできるものではありません。大体、意欲が低下しています。家庭教師は費用の点で実際的ではありません。NPOで不登校の子らに居場所を提供したり、学生が勉強を見てあげたりのボランテアは細々やられていますが、それでカバーできる数はごくわずかでしょう。高校での不登校は義務教育と異なり、卒業の困難さが出てきます。
高校は公立も私立も出席日数にはきわめて厳格であり、医師の診断書ぐらいでは不登校は免除されません。結局、日数不足で他のサポート高に転校することになりますが、そもそも登校が困難なのですから、最後は通信制に移ることも少なくありません。
思い出しました。ごく一部には睡眠相後退症候群がおり、睡眠指導で登校できる子もいます。
 ところで、不登校の長期の調査では8割は何とか高校の卒業資格を取り、大学まで行っている子も相当数いる、しかし、就職となると厳しいという報告が出ています。
不登校の専門家は少なく、そこに相談してもなかなかいい方策はなく、学校にすんなり戻る方法は少ないようです。しかし、専門家は不登校の心理を十分知り、その経過を多く知っています。彼らの助言を得ることは時に大きな力を与えるでしょう。サポートする組織に頼るのもいいのですが、その数は少ないです。
大事に至らないうちに手を打っていく、これにつきましょう。
特にゲーム脳は一旦陥ると離脱が難しい。また、反体制的なグループと接点を持ち出すと、ここから抜け出すのは相当困難になります。不登校もいろいろなコースがあり、それぞれに対して知恵を出す、それにつきましょう。
                              9/20/2014  文責 脇元 安