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2018/08/30

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2017/07/13
2017/03/10

ドクタ-美根の過敏性腸症候群治療教室

2014年8月20日 水曜日

ドクター美根の過敏性腸症候群教室

ドクター美根の過敏性腸症候群治療教室(美根:元九州大学大学院教授、元福岡大学教授)
平成26年8月20日
第9回
過敏性腸症候群と診断はついたものの、治療がうまくいっていなくて現在悩んでおられる方がたくさんおられると思います。
過敏性腸症候群の治療はどのように行うのか?
1. 病態の説明
過敏性腸症候群の治療に際して最初に行うことは、過敏性腸症候群とはどのような病気であるかをわかりやすく説明することです。腸管の運動機能異常であること、すなわち小腸、大腸の運動が激しくなり、規則性を失い、分かりやすく言えば「腸管のけいれん状態」となっていること、そして,そのために激しい腹痛、腹部不快感、下痢、便秘、腹満感などが起こっていることを理解していただきます。
そしてストレスや不安や心の疲れは、腸管の運動をコントロールする脳に強い影響を与え、主に自律神経を通して腸管の運動を狂わせることも理解していただきます。
「腸管には異常がない」といわれたものの、どうしてこのような苦しい症状が起こるのかが分からず、不安になり悩んでおられる方は、このような過敏性腸症候群の病態を理解するだけでかなり安心されます。
2. 生活上の工夫
まだかなり軽症の過敏性腸症候群の方であれば、生活の仕方を改善することで症状の改善が期待できます。それは
・腸管運動のリズムは、生活のリズム(特に食生活)と連動している
ので食生活のリズムを作る。食事をとる時間を規則的にする。
・朝の排便を習慣づける。
・睡眠時間を規則的にして、充分な睡眠をとる。
・薬物を頓服的に上手に服用することで、排便をコントロールする。
という極めて基本的で平凡なことです。

しかしながら実際は、以上のことぐらいではすべての症状をコントロールできないレベルの方がほとんどだと思います。
薬物療法について、次回からお話ししたいと思います。
(文責 美根和典)


投稿者 脇元クリニック