無料相談に進む

新着情報

一覧を見る

2018/04/12

◆お知らせ◆

ゴールデンウィークの休診日は
5月2日、3日、4日、5日、6日となっております。
5月1日及び5月7日は通常診療です。

2017/11/18

◆お知らせ◆

12月16日(土)より毎月第3土曜日は16時までの
診療となります。
14時からは特に初めての方を中心に診療を行いますので
ご利用ください。

2017/07/13

双極性感情障害

2009年6月22日 月曜日

双極性感情障害(1) @福岡天神の心療内科、脇元クリニック

双極性感情障害(1)については初めて取り上げます。これにはⅠ型(躁状態)とⅡ型(軽躁状態)があります。躁とうつ相を繰り返す慢性の疾患です。Ⅱ型でうつ相の時、抗うつ薬を服用して躁転して問題になることがままあります。私は遺伝性がかなりあるのではと思っていますが、日本ではあまりそれは言われません。南方に多いです。うつ病は北に多いです。ドイツとか北欧とか、スコットランドとか。
臨床的には躁状態の時、本人は病気という自覚に乏しく、逸脱行為(多弁他動、夜寝ない、怒りっぽい、攻撃的、時に裁判に訴える)に反省が乏しく、社会的に問題にあることがままあります。ですから、時には強制的入院も必要になります。躁が落ち着いた後、我に返って意気消沈される姿は見る方も辛いときがあります。ですから、躁状態の時は治療をしっかり受けましょう。病気という意識を持つことが大切です。うつ相の時の対応は割愛します。うつ病コーナーを参照下さい。
治療は薬が中心となります。感情調整薬をベースにうつ相の時は抗うつ薬(躁転)、躁状態の時は抗躁薬(強力安定剤)を併用します。不眠には眠剤、不安・いらいら時には精神安定剤が必要です。医師は精神科医が専門です。内科医には任せない方が安全です。感情調整薬には炭酸リチウム(リ-マス)、てんかん薬(カルバマゼピン(テグレトール)、バルプロ酸ナトリウム(デパケン)、クロナゼパム(ランドセン))があります。いずれも中毒に注意が必要で、定期的に血中濃度をモニターしながら服用する必要があります。命には別状ありませんので安心下さい。専門医にお任せ下さい。なお、再発防止ですが、結構難しいです。炭酸リチウムが再発防止に効果がある(効果50%?)とよく言われますが、実際は結構服用していても再発はあり得ます。もちろん服用していないよりは格段に防げます。再発防止は今後の課題のひとつです。なりかけに早めに専門医に相談するのはいいことで、病気を小規模にする効果があります。

            H21.6.22 6.23(改訂) 7.21 脇元 安