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子供関係

2009年2月 9日 月曜日

子どものこころの問題(3) @福岡天神の心療内科、脇元クリニック

子どものこころの問題(3)
最近のこどもは変わりましたね。世の中が変わった訳ですから当然といえば当然ですけど。さびしい気もします。(1)では、「子供の誕生」を述べたミッチャーリヒの話をしたはずですが。昔は子供はすぐ大人になって働いていたのですから、産業社会が発展して学校が義務教育化してから「こども」は誕生したという話です。世の中の仕組みが大いに変わり、体だけでは働けなくなった訳です。頭脳労働の誕生です。
義務教育どころか最近は大学の進学が30%を超えたのではないでしょうか。思春期、青年期の延長も最近話題になっています。モラトリアムは話題になりました。エリクソンの提案でした。彼自身がモラトリアム経験者です。自然に大人になる時代はとっくに終わり、学習が必要になったわけです。
学校は大いに変わりました。先生はもはや尊敬されなくなりました。権威がなくなり(引きずりおろされ?)、いじめは常態化しています。この国では、誰もそれを止められません。北欧その他の国と違います。大人は見て見ぬふりです。責任はどこかへ行ってしまいました。
無責任体制の国ではあります。しかし、一方では飲酒運転は取り締まります。相手が弱い庶民だと警察は頑張って取り締まります。ストーカー、暴力、会社でのいじめには見て見ぬふりです。
 不登校は学生の1,2%を占めるでしょうがその原因のすくなからずはいじめが原因でしょう。テレビの真似をして、昔ならよほどのことがない限り言わなかった台詞が飛び交っています。タレントの責任、特にお笑い系の芸人は責任が重いです。死ね、死刑、黴菌(ばいきん)、悪魔、生きる存在価値がない、汚い、きもいなどなど平気で今の子供は言います。反発できない子供が犠牲者です。外国では苛められるとさすがに反発します。中国ではダイナマイトを抱いていじめの相手と心中、アメリカはさすがに銃です。父親の銃で相手を殺しています。自殺はきわめて稀です。日本の子どもは滅多に反発しません。反発したら倍返しを食らうと言うことがよくわかっているようです。
日本のこどもの世界に法律はありません。大人の世界なら一部は法律が守ってくれますが(パワーハラスメント)、この国では子供の世界は無法社会です。先に苛めた方が勝ちです。誰も守ってくれません。以前と違って先生は守ってくれません。却っていじめを隠す傾向にあります。
不登校する子は自殺するよりはましという識者もいますが、さびしい国です。
いじめ対策にはこの国では名案はないでしょう。退学、転校(外国では苛めた本人が転校を命じられます。)ぐらいしかありません。本当に情けないです。権威が既になく、弱い者を守るというルール等がなくなりました。私学が流行るはずです。
大人の国では既になくなりました。誰が大人の国に戻してくれるのでしょうか。おにゃんこクラブの国ではあります。未熟者がいいのですね。成熟者を嫌います。かわいい、の国です。
歌が上手になったら流行らなくなった歌手がいましたね。
不登校になる子供はナイーブです。繊細です。しっかり保護してあげなくてはいけません。怠け病ではありません。叱っても大抵、逆効果でしょう。ただし、家に引きこもってしまうと、昼夜逆転、テレビ、パソコン浸りになりがちで、これも問題です。時にはカウンセリングが効果ある時があります。母親カウンセリングも時に有効です。時間はかかりますが、1,2年遅れで追いつきます。辛抱強く気長にいきましょう。
今回は不登校で終わりました。次回以降は心身症、神経症(不安障害、強迫障害)、過食、拒食、ゲーム中毒等について述べます。
             H21.2.9 脇元 安  改訂 5.19